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 第172号へ 第173号 2004.9.24 第174号へ 
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▼山椒大夫 ▼安寿 ▼厨子王

▼編集者S ▼まるひ ▼ノリノリ ▼アンケートから

■HEADLINE RUMORS 〜 風のウワサ

◆朗読会のチケットの売行き好調の一報がはいり、スタッフ一同ホッとひと安心。

 
■燃えよ山椒大夫 〜 大沢在昌のコーナー

◆たきや漁
 三連休は家族と一緒に浜名湖と東伊豆に行ってきた。
 初日は浜名湖。目的は雄踏町で人気の観光漁業"たきや漁"をするため。たきや漁とは、日没後の湖に小舟を出し、舳先でかがり火を焚いて遠浅の湖底を照らし、寄ってくる魚や蟹、海老を大きなヤスで突いて捕まえる漁。2、3年前から目をつけていたもので、なかなか取れなかった週末の予約がやっととれたもの。
 ところが当日の午前中に激しい雨が降った影響で潮が濁ってしまって中止! 残念ながら空振りだった。10月いっぱいが営業期間だと思うが、再チャレンジしたい。

◆堤防釣り
 翌日は東伊豆の熱川の先、片瀬温泉へ。そこで、旅館の真ん前にちっちゃい堤防があったのでちょっと竿を出してみた。すると30センチ近い特大カワハギが釣れた(ウマヅラじゃないぞ)。時間は夕方5時ぐらい。魚はすぐに血抜きをし、死後硬直も始まってない状態で旅館に持ち込んだら、6時半の夕食には肝和えにして刺身で出してくれた。これは最高に旨かった! それにしてもこんなところで釣れるなんて。いや〜驚いた。
 でも、もっと驚いたのは…すぐ隣で団体旅行者風のオジサンとオバサンが、借り物の竿で50センチぐらいの黒鯛を釣りあげたこと。直前にオイラが60センチ近いボラをかけていたので強い引きはまたボラかと思ったら…黒鯛! 千葉の堤防じゃぜんぜん釣れないけど、このあたりまで来ると簡単に釣れちゃうのね。仕掛のウキも大きくて反応が鈍そうな物で、我々が日ごろ黒鯛釣りで使う微妙なアタリがとれる細いウキとは大違いなのに。釣れる時には釣れるんだねぇ…黒鯛。
 この日は時間もなかったし、カワハギで満足もしていたので一時間ほどで宿に帰ったが、真剣にやったらここは絶対に釣れると思えた。魚が濃いし、釣り人も少ないし。

 これから秋に向けて良いシーズンなので、勝浦でも真剣に釣りをしたいなあ。

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■安寿のがまぐち 〜 宮部みゆきのコーナー

◆ゲーム女の生きる道
 まったりと進めている「幻水IV」であります。
 先週、書き落としてしまいました。流され者になった主人公が、ガイエン海上騎士団の見習い騎士の鎧を脱いで普段着になったら、走り方がカッコよくなりました。
 つまり、あの鎧がダサかったわけなのね。見習いさん用だから。言ってみりゃ伏線です。うむ。さすが「幻水」シリーズだわん♪
 今回、初めて導入された「海戦」モードが面白いですね。紋章砲の打ち合いが豪快だし、上手く撃てればこっちは無傷で敵を撃沈! わっはっは!
 ここんところの酷残暑、海を見ていると涼しくて安らぎます。
 今作、「I」よりも前の設定なので(放浪中のテッド君がいる〜)、鍛冶屋さんとか料理人とか防具屋さんとか、ストレートな職人さん以外は、誰がどんな役回りになるのか、まだほとんど見当がつきません。新鮮でスリリングな感じです。
 あ、ビッキーちゃんとジーンさんは別格だけどね。

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■さまよう厨子王 〜 京極夏彦のコーナー

◆いろいろ
 娘とバレエを観に行ったり。働いたり。
 友達の結婚式に出たり。働いたり。
 乱歩賞にほんのちょっと顔を出したり。働いたり。
 そんなことがあったように思います。

◆打ち上げ
 映画「姑獲鳥の夏」の撮影が終わって、その打ち上げがあったわけですが、呼ばれてびつくり。
 なんと200人で牛鍋を食べるという、それは大変な会。座敷には牛肉テンコ盛りの鍋がなんと50個も並んでいるわけです。
 でもって200人の人がずらっと揃って、食べるわけですね。暑いぞ。火がついたら。
 実相寺監督をはじめ、各部スタッフ一同の錚々たる面々、いかにも悪人といったプロデューサー軍団、ザクロ役の猫さんのステージママの方からうぶめ役(妖怪)の方、講談社のボク担当Kさんと前担当のD部長や、ウチのオフィスのO塚くん、「牙吉」の原口智生監督のお顔なんかも。もちろん俳優部のかたがたも。堤さん、永瀬さん、原田さん、いしださん、宮迫さん、田中さん、三輪さんなどなど(たしかキャスト全員は公表されてないのですね)が、ごちゃっとひとつ所でウシを喰うわけです。うーん、想像もつかん光景だ。その場にいても。
 びっくりしたのがシークレットキャラ。うーん、ボクも知らない出演者がまだいたとは。しかもボクはその人のファンだったり。そうなのか、贅沢だ。うーん。
 で、二次会がトンカツ屋さん。
 おいおい、冗談だろうと思ったら、本当にトンカツ屋さん(笑)。人数こそ半分くらいになりましたが、やっぱり同じようなメンツが、こんどはブタを喰うわけです。わー。
 シメは焼鳥屋かよ、とツッコミたくなりましたが、そのトンカツ屋さんは24時間やってるそうで、朝まで宴会なんだとか。
 ボクは途中で失礼しましたが、あの後どうなったのか。世の中には不思議な光景というのはあるもんですねえ。
 で、スタッフ扇子というのが出来ていて、それにサイン、つうか寄せ書きしあうのが局所的ブームに。
 なんか、最初から最後までずーっと雰囲気の良い現場だったようですね。スタッフ・キャストの息がぴったりで、実に和気あいあいとした感じでした。
 これから編集作業に入るわけですが、ナニやら力が入りまくってましたから、期待大ですね。
 どんな映画になるんだろうか。

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■編集者Sのウラ情報

 三省堂書店有楽町店の「大極宮コーナー」が完成したという連絡を担当の方から頂いたので、撮影かたがた出かけてきました。けっこう壮観ですのでぜひお出かけください。たとえば「アルバイト探偵」シリーズなんかは講談社文庫版と廣済堂文庫版が並んでいるという、本来ならありえない展開がされていますので、装丁などを比べながらお好きなほうをお選びください。講談社版の方が圧倒的に出回っていますので、ある意味貴重かも。担当の方はもうとっくに絶版になっている双葉文庫版の「感傷の街角」など佐久間公シリーズまで揃えようと努力してくださったようですが、さすがにそれは無理というものです。角川文庫版でどうぞ。
 このような試みが多くの書店へ拡がっていくかはまだまだ未知数です。書店にも読者にもメリットデメリットがあるはずです。どのような結果がでるのか楽しみではあります。わたし達はこういった新しい試みにはできる限りのお手伝いをしていきたいと思っています。
(チケット売れているみたいで一安心、S)

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■まるひの秘書ヒショバナシ

◆今週の厨子王原稿メール件名 (これまでの歴史は→コチラ
 降雨シーン、現場はこう……
 撮影スタッフがホース持って水を(上に向けて)まくのかな。ずいぶん前に、そんな感じでドラマ撮影(?)やってる現場のそばを通りかかった覚えが・・・あるようなないような。(夜だったし先を急いでいたからウロ覚えです)

 決算作業が進むにつれて、あちこちホコロビが出てくるのはなぜかしら?(涙&汗)

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■ノリノリ編集後記

 映画『姑獲鳥の夏』は無事にクランクアップをした模様。これから編集やら何やらを経て、来年の夏に公開される。そこで同時期に公開予定の他の映画を調べてみると…
 ハリウッドからは『スター・ウォーズ エピソード3』『バットマン ビギンズ』、日本では『亡国のイージス』『星になった少年』などなど大作が目白押し。なかでも象と少年が出てくる『星に―』は一発ホームランを秘めていそう。まあ、他の映画の興行成績を気にしてもしょうがないんだけど…『妖怪大戦争』共々ヒットするといいなぁ。
(「オールカマー」ジェネラーレに期待…ノリ)

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■アンケートから はスタッフのコメントです)

アンケート一時休止中です。

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下の方でコッソリ
◆厨子王原稿メール件名の歴史(本人確認用?)

更新太郎。 → こうしん太郎。 → 高信太郎。 → 香辛料。 → 甲府信玄公。(この133号あたりで件名を本格的なコーナーにされてしまうカワイソウな厨子王) → 子牛ん〜健康です。 → 庚申。元寇。 → 孔子に兼行。 → 乞う、青梗菜。 → 交趾(コーチン)。鬱金(ウコン)。「辛いなあ喰いもんネタ(笑)」というグチつき → 護身拳骨。 → 誤診現行犯。 → 小普請剣豪。 → 子負う繁子。 → こう、おしん激昂。 → 往診変更。 → 孝心言行。 → 恒心儼乎。 → 格子に拳固が。 → 誤診原告。 → (グレイと)交信。(UFOが)減光。説明付き。たまにはこうい(151号でこの件名の続きを皆さんから募集して大盛り上がり!) → 香辛料減量。 → 甲信越へ行こう。 → 荒神信仰。 → 降神、玄黄。 → コーリンえんぴつ。 → 降雨。震源。こ……うッ。 → 「コウ!」「シン? 元気?」「おう」 → 光線銃携行。 → 孝心儼乎。(孝心も儼乎も二度目の登場と、まるひにツッコマレル) →  前回のタイトルは急いでいたので一発変換だったわけです(笑)(言い訳キター!) → 工賃、下向。 → 浩二、けん、コウ(芸能人シリーズスタート?) → 工事・拳・豪 → 放心、テンコー → ちょうちんあんこう → 甲信越先行 → 古神に献香