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 第158号へ 第159号 2004.6.11 第160号へ 
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▼山椒大夫 ▼安寿 ▼厨子王

▼編集者S ▼まるひ ▼ノリノリ ▼アンケートから

■HEADLINE RUMORS 〜 風のウワサ


◆山椒大夫の『パンドラ・アイランド』の冒頭は、かなりムムムな感じらしい(謎笑)。

 
■燃えよ山椒大夫 〜 大沢在昌のコーナー

◆第2回大藪春彦記念ミステリー講演会
 故大藪春彦氏の御夫人や息子さんたちの紹介から、世田谷文学館で講演をしてきました。
 当日は天気がすごく良く、隣のゴルフ練習場からはパコン、パコンといい音が響いていた。こんな日に聴きに来てくれるなんて、ありがたいことだなぁ…こんな日に講演をやっているなんて、真面目なことだなぁ…と思ってしまいました。



講演ちゅう

真面目に講演



サインちゅう

講演後は真面目にサイン会



大夫+担当編集者のメンメン

故大藪春彦さんゆかりの展示物を

真面目に見学




◆第5回サントリーウイスキー&ミステリー
 ウイスキー&ミステリーブレンドイベントのため、京都山崎蒸留所に行ってきた。昨年は白州蒸留所だったので、山崎は2年ぶり。今回の参加メンバーは、篠田節子さん、石田衣良氏、神崎京介氏、レギュラー陣の北方謙三氏、逢坂剛氏、オイラの6人。
 結果はというと…
 第5代チーフブレンダーオブ日本推理作家協会には、石田衣良氏のブレンドが選ばれた。今年もオイラはシェリーカスクのモルトをベースにブレンドしたが残念ながら選ばれなかった。
 今回、新たな試みとしてサントリーの新入社員8名もテイスターに参加したわけだが、若い彼等はあまりウイスキーを飲むことがなくて、とくにアイラモルト系の強烈で重い味を好む北方謙三氏のブレンド酒に票を入れた新人はひとりもおらず、北方氏は吠えまくっていた。
 毎回参加し5回目となってもチーフブレンダーになれない逢坂、北方両氏にはいよいよブレンド界のハルウララか? との声もあがりはじめている。
 石田衣良氏のブレンド酒は、樽詰め後熟を経て今年の秋にインターネットで販売される予定。そのときにはまた6人によるトークショーも開かれるので、楽しみにしていてください。

◆魔女の笑窪シリーズ
 今月末発売の「オール讀物」に魔女の笑窪シリーズを書いた。タイトルは『地獄島の番人』。こちらもお楽しみに

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■安寿のがまぐち 〜 宮部みゆきのコーナー

◆『失楽の街』
 ご存知、建築探偵桜井京介シリーズの最新作! シリーズ第二部終了となる作品なのだそうですが……
 篠田真由美さんの著者の言葉を読むと、なにやら胸騒ぎが。え? え? え?
 宮部はこのシリーズの大ファンなので、いつも楽しみに待っているのです。先ごろ、『Ave Maria』で、「蒼は立派な大人になったわねえ」と感涙にむせんだばかりのところに、続けて新作が読めるとは! なんて幸せなんでしょう。

◆ゲーム女の生きる道

 戻れるんだ♪

 チョウゾディアからクリテリアに戻れるんだ! 取り残したアイテムはそうやって取るんだ!
「何の話だ?」とご不審のムキは、「メトロイド ゼロミッション」を攻略本付きでプレイしてくださりませ。たちまち解明よ♪
 ところで宮部、モーフボール状態でシャインスパークすることができないのですが、メトロイド・ファンの同志の皆様はいかがでしょう? これができないと取れないアイテムがありますよね? あの場所のスーパーミサイルとか……。

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■さまよう厨子王 〜 京極夏彦のコーナー

◆別に……
 報告することもない今日この頃と思っていたら、突如張り子が。
 はあ、文庫の表紙用の張り子なんですが。でも妖怪じゃないんですな。 しかも……なんじゃいこりゃあ、ぶわっはっはっはという張り子。
 は、は、張り子のブリキ。
 意味の分からない人は(誰もわからんだろうが)、秋まで待ちましょう。やがて分かります。

◆そして……
 その張り子を届けてくれた作者・張り子職人の荒井さんの個展が。
 過去の張り子総登場+新作だそうで。おばけだらけだ。
 こちらも秋だそうです。詳細がわかりしだい報告します。しますが……。間に合うのか講談社文庫用の張り子!!!

◆そういえば……
 結婚記念日に日本三大古泉のひとつに行ってきました。
 二十一回目。

◆で。
 来週か再来週くらいには、この欄にもなんか書けそうな気がします。
 あくまで予感ですが。

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■編集者Sのウラ情報

 今月は山椒大夫と安寿の新刊がでます。でますが配本がなんと同日。これはフェアなどで意図的に調整したわけでなく、偶然の産物です。作家の都合や出版社の事情でこうなったわけですが、せっかくならお祭りにしますかということで、なんと二人で合同サイン会を開催することになりました。
 これが前号のウワサで書かれていたタクラミでした。もともと山椒大夫はサイン会は引き受けるほうで、今度の新刊「パンドラ・アイランド」でもサイン会の開催は早々と決まっていました。それに対し安寿は人前に出ることが苦手でサイン会もほとんどやってませんでしたが、「大夫と一緒なら……」と言い出しました。
 さっそく出版社に相談したところ「それは面白い」と快諾いただきました。じゃあ実際どうするか。大夫のサイン会は東京、名古屋でセッティング済み。新たに設定するか、それとも大夫に乗っかるか。K談社の担当は地方へ「遊び」へ行きたかったようですが、二人とも引越しを抱えていてスケジュール的に厳しいということで乗っかるほうを選択しました。
 今度は書店へのアプローチです。書店にとって悪い話ではないと思うのですが、二人となるとスペースや人出の整理など負担もかけます。出版社からの打診にご快諾いただいた書店さん(別に隠すこともないのですが)ありがとうございます。
 というわけで準備は着々と進んでおります。24日夕方八重洲です。整理券の発行など詳細をつめております。決まり次第でまるひがアップしてくれることでしょう。
(2冊買うのは大変でしょうけどお願いします、S)

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■まるひの秘書ヒショバナシ

◆今週の厨子王原稿メール件名
 故・牛毛雲崗氏(享年88歳)。
 実在の人物かと思って「牛毛雲崗」で検索しちまったじゃないか! ほうほう、中国三大石窟のひとつに「雲崗石窟」っていうのがあるのね。うは! コレ、人の手で全部削ったのか!(←中国三大石窟のいろんなページを見て感動している)
 またひとつお勉強になったわ、ありがとう厨子王! で、読者の皆さんからも体調を心配する声がたくさん届いてるけど、とりあえず「日本三大古泉」のどこかには行ってきたのね。んで温泉にゆっくり浸かってきたのね。ヨカッタヨカッタ! ついでに(なんじゃそら)結婚記念日オメデトウゴザイマス!

 というわけで、久々に「立ち読みコーナー」の新作アップ! S氏とハルくん、PDFファイルの作成オツカレサマー!(←かなり苦労していた模様)

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■ノリノリ編集後記

 大沢さんの講演を聴きに世田谷文学館に行ってきた。身内で褒めるのもなんだが…かなり面白かった。若い頃の苦労話が洗練されて爆笑話となっている。売れなかった時代が長いだけにネタも豊富。もちろん真面目話もあるので、機会があったらぜひ足を運んでみてください。
 で、僕は世田谷文学館にもう一度足を運ぼうと思っている。ムットーニの自動カラクリ人形を観るため。以前テレビで観て強烈な印象をもっていたもので、実物を観たのは初めて。ただ残念なことに上演時間を過ぎていて、閉じられた外箱しか観れなかったから。3台常設されているので、興味のある方はどうぞ。
(日曜日は愛馬が2頭出走。クリューガーとリゲル。一つは勝ってね…ノリ)

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■アンケートから はスタッフのコメントです)

しつこく先週の続きから・・・

◆Yahooの金八DVDを見てきました。
本当にあって笑えました。
いくつかこのページから飛んだらしきコメントがあってさらに爆笑。
ここでかくものじゃないかもしれませんが・・・

一連の読者レビューコメントのおかげか、あっというまに修正されちゃいましたね(ちょっと残念?)。ま、私も読者レビューを見てクスクスさせていただきましたが。
まだコメント自体は残っていますので、見たい方は前号の「アンケートから」に載ってるやり方で、キーワードを「金八先生」に変えて検索してみましょう〜♪
って、いいかげんYahooの人に怒られるかも・・・。ビクビク。(まるひ)


◆ミステリー講演会行って来ました。上は定年を過ぎたような老夫婦から中学生までさまざまで、読者層の広さを感じました。
ミステリー作家はどんなことを話すのか興味半分、途中で眠くなったらどうしょう?との不安半分で挑みました、が!心配は皆無。和やかさと爆笑の中で「文を書くだけでなく話も巧みなんだ〜」と感心するとともに、「実物の方が写真よりいい男だな(本当です!)」とつくづく思いました。
耳寄りの話もあって、これからもこのような公演やサイン会を期待しています。

ありがとうございます〜。山椒大夫も(特に「実物の方が写真よりいい男だな」のお言葉に)たいそう喜んでニヤケております!(まるひ)

◆「週刊大極宮」、UPDATED!って書いてあるのに、クリックすると157号のままなのは私のパソコンだけですか〜!?

そういうときは、ブラウザの「更新ボタン(IEの場合)」「再読み込みボタン(ネットスケープの場合)」を押してみる、もしくは「マウス右クリック→最新の情報に更新」を試してみてくださいませませ。(まるひ)。

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