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 第156号へ 第157号 2004.5.28 第158号へ 
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▼山椒大夫 ▼安寿 ▼厨子王

▼編集者S ▼まるひ ▼ノリノリ ▼アンケートから

■HEADLINE RUMORS 〜 風のウワサ


◆新刊の発売日が偶然かち合ってしまった山椒大夫と安寿。何か事件が起こる予感・・・?

 
■燃えよ山椒大夫 〜 大沢在昌のコーナー

◆春コンペ
 春のゴルフコンペシーズン最終2試合に参加。
 プロギアから提供されたドライバーの調子が非常に良く、結果は準優勝と5位。スコア的にも83と82とまあまあ。叩くという意識を捨て、ゆったり大きく振ればとにかく飛ばせるクラブだ。

◆ぱんぷくりん
 安寿が黒鉄ヒロシさんとタッグを組んだ絵本『ぱんぷくりん』鶴の巻、亀の巻ができあがり、来月配本される。このコラボは、黒鉄さんと昔から友達ということもあったオイラがふたりをつないだもの。なので…本がすごく売れれば企画元のバヂャーからオイシイ接待がまっているに違いないと期待している。

 ちなみに…
 昨夜(5月27日)はそれとは別の件で、安寿から飯倉のキャンティでたらふくイタリア料理をご馳走になりました。その後、六本木のカラオケに出撃し、いつものナンバーを熱唱。

◆釣り大会
 今週末は北方謙三氏の別荘に行き、マリーナ主催の五目釣り大会に参加する予定。久しぶりの釣りとなる。
 釣果については…次週を待て。

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■安寿のがまぐち 〜 宮部みゆきのコーナー

◆健康第一
 不死身のウルトラブラック、じゃなくて厨子王が、体調不調のようですね。あれだけパワフルな人が「疲れた〜」と感じるのは、ホントに芯から疲労が溜まってるんですよ。ゆっくり休養してもらいましょう。各社の担当者さまもよろしくね、ね、ね!
 この不順な天候で、体調をくずしてる人は多いようです。宮部も何かグズグズと調子悪かったなぁ。皆さん、健康に気をつけましょうね。

◆ゲーム女の生きる道
 宮部も近々お引越しですが、大沢大夫も同じくらいの時期に仕事場のお引越しなのだそうです。わたしらが長時間とぐろを巻いてだべったあのソファやホットカーペットともお別れなのね。昔、オフィスができる以前は、大夫の仕事場のリビングで会議をやっていたのですよ。今と違って会議室じゃないから、寝そべったりできたのだ。そうそう、バイオハザードの夕べ(バックナンバー第5号「レポート」参照)も、そこで開催したのでした。忘れもしません、ゲストにお招きした福井晴敏さんの目の前で、宮部、パーフェクトクリアしたのよ「第4の生存者」を! そしたら福井さんが、「宮部さんが動かすと、キャラがホントに軍人の動きをしますね」と褒めてくださったのでした! ああ懐かしい♪
 大夫はゲーム部屋、つくらないのかしら。宮部の計画は着々と進行中。でも引越し前に、お宝を全部集めてしまえるかしら。あのダンベルみたいな重いのが持ち上がらないのよ……紫ピクミンが足りない……ぶつぶつぶつ。

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■さまよう厨子王 〜 京極夏彦のコーナー

◆幽
 も、そろそろ佳境ですね。東雅夫さん責任編集の新雑誌(メディアファクトリー)。
 一部の紹介でボクは「創作怪談」ということになってますが、正確には違います。もちろん「実話怪談」でもありません。どっちでもありません(笑)。最近、その別け方もどうかなあ、なんて思ってはいます。執筆陣はとにかく豪華。載せるより読みたい(笑)。

◆怪
 の方はどうなんだ、と(角川書店)。
 こちらは映画・妖怪大戦争の準備が佳境。先日もキャスティングの最終打ち合わせがありました。
 って、もちろん妖怪のキャスティングです。人間はボクの管轄外ですから。いや、それにしても豪華な顔触れが。ほんとうに大丈夫なのかと心配になるほど。
 あんなお化けもこんなお化けも。しかも大変なことになってるし。いやはや、大所帯です。そして敵はやっぱり、あの人だ。
 うわあ。
 まあ、これからが本番ですから。

◆異
 って、何? という話ですが。
 かねてより着々と準備をすすめておりました中公文庫BIBLIO(中央公論新社)の新シリーズがようやくスタート。
 シリーズレーベルは<異>の世界。ジャンルの命名には苦労の跡がうかがえます。いまさら怪異や妖怪じゃあいけませんし、民俗でも伝承でもないし。
 第一弾のラインナップは名著のほまれたかい江馬務『日本妖怪変化史』と、今野円輔『日本怪談集妖怪篇』。
『日本妖怪変化史』は、絶版に近かった中公文庫版の再版ではなく、いくつかのテキストを底本にしたほぼ完全版。もちろん文庫版でカットされていた「自序」も復活。兵庫県博の香川さんの解説も力作です。一読の価値あり。
『日本怪談集』は上下巻に分けておもとめやすく(笑)、解説はタダカツミ重先生。こちらはいずれ『幽霊篇』も出してもらえる予定。
 どういうわけか中公文庫版嗤う伊右衛門と同じ日に発売だそうで。
 うーん。なんでだ。

◆風
 出ます。さ来月(講談社ノベルズ)。
 第六番「面霊気」はメフィスト掲載版とは別のロングバージョンが載ります。
 で、発売時には何かお報せがあるそうです。
 さてなんでしょう。

◆展
 で、思えば鳥取での「大水木しげる展」(朝日新聞社主催)もそろそろラストに。
 見てない方はぜひ。そして、今度は福岡だ!

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■編集者Sのウラ情報

 ついこの間、「バカの壁」が240万部、ビックリとか書いていたのに今度は300万部オーバーですか。なんと言っていいやら。まあなんにしろ小説が多くの人に読まれるのはいいことなので、400万部500万部を目指して、普段あまり本を読む習慣のない人たちをどんどん取り込んでもらいたいものです。
 さて「大極宮フェア2004」につけましたプレゼントの「図書カード」、当選された方に届いたようで、何通かお礼のメールを戴きました。で、「使っていいんですか」とか「もったいなくて使えません」とか書いていただいています。もちろん差し上げたものですからご自由にいうところなんですが、願わくば使っていただけるとありがたいです。そのためのカードですから。三人の本でも、他の作家の方々でも。面白い本は書店に沢山ありますから。6月中旬には太夫と安寿の新刊も出ますけど……と何気なく宣伝。7月には厨子王も。
(たまりにたまったテレホンカードはどうしましょう、S)

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■まるひの秘書ヒショバナシ

◆今週の厨子王原稿メール件名
 コーリンえんぴつ
 うおおおおおお、なつかしいいいいいい! と叫んだそこのアナタ、年がバレます。ニヤリ。(って、もちろん私も叫びました。テヘ)

 私の個人用メールアドレスには、ネットショップをはじめいろんなメールマガジンが、毎日毎日これでもかってぐらいたくさん届きます。とても全部目を通していられないので、件名だけ適当にざーっと流し読みして「ん?」と心に引っかかったものだけ開くようにしています。
 さっき某ネット書店から届いたメールの件名は、「ん?」どころじゃありませんでした。だって「大沢在昌、待望の書き下ろし新作!」って・・・。目が点ですがな!
 うぉっ、あのナマケモノの山椒大夫が、スタッフにも誰にもナイショで書き下ろしの仕事してたのかよ! んなバカな!(とは思いませんでしたが)メールを開いてみると、来月発売の新刊『パンドラ・アイランド』の案内でした。リンク先の紹介ページを見てみると、そこにもやはり「書き下ろし」の文字が。
 うははははは、ついつい笑っちゃいました。スポーツ紙連載時のタイトル『海と拳銃』を変えたせいで、あらぬ誤解が生じたんでしょうねえ、きっと。でもまあ笑ってばかりもいられないので、別のネット書店をS氏と手分けして調べてみたら、他のところは大丈夫でひと安心。その書店には誤りの訂正をお願いするメールをS氏が送ってくれました。週明けには直っているといいなあ、と思います。
 いやしかし、メールマガジンを見てこんなにビックリしたのは初めてでしたわい。

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■ノリノリ編集後記

 常日頃、車の中には遊び道具とともにお泊りセットやら入浴セットが積んである。出かけた先で日帰り温泉施設に立ち寄ったりするためだ。その入浴セットの中のシャンプーが…何かの拍子に手下げバッグから落ち、フタが空き、中身が倒してある後部座席にこぼれていた。猛烈な香りというか匂いというか、もはや悪臭。運転していると車酔いしそうになる。発見が遅く、すっかり染み込んでいたので、濡れタオルで拭いても地味に泡が出てくるだけ。どうしようもない。引越しに合わせてナンバーも練馬に変更し、もうしばらく今の車に乗ろうと思っていたのに、買い替えたくなってきた。でも今の状況じゃ、下取りもしてくれないかも。とうぶん異臭との闘いが続きそうだ。
(これからは無香料支持…ノリ)

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■アンケートから はスタッフのコメントです)

当選

◆久しぶりに「ぎゃっ。」と鳴きました。大沢オフィスよりの郵便物。なんと大極宮フェアで応募した図書カードプレゼントに当選した模様です。有難う御座います。有難う御座います。これからも「大極宮」に日参しようと思います。スタッフの皆様もお体にお気をつけてお仕事がんばってくださいませ。(福島市。今28度ですって。ハハ。)

◆大極宮フェアのサイン色紙と図書カードが、今朝届きました〜!まさか当選するなんて!
おまけにすごく丁寧に梱包されていて、二度びっくり。本当にありがとうございます。それにしても、色紙のサインの位置って、何か決まり事でもあるのでしょうか。微妙な位置配分なのでちょっと不思議に思ったものですから。ちなみに、中央に堂々と京極先生、右上に妙に寄って大沢先生、左下に小さく可愛らしく宮部先生でした。もしかして位置はランダム?
図書カード1000円分って、懸賞のプレゼント品としては、けっこうリッチですね。でも勿体なくって使えませんー(笑)

◆大極宮フェア2004の図書カード、本日届きました。
まさかいただけるとは思っていなかったのでポストに大沢オフィスからの封筒を見付けたときには驚きました。ありがとうございます。
ただこのカード、大沢先生と宮部先生の頭部に穴が空いてしまうかと思うとファンとして使っていいものかどうか悩みます。
……使ってもいいですか?

他にもたくさん「届いたー」のご報告をいただきました。当選された方、おめでとうございます! はずれちゃった方、ごめんなさい! いったいナンのこっちゃ? と思われている方、次回の「大極宮フェア」(あるのか?)をよろしくお願いします!
ちなみに色紙の梱包はS氏がひとりでがんばってやりました。(まるひ)


◆週刊大極宮をぼーっと見ていて、ふと気づいたのですが、本を広げたようなあのタイトル画像(とでも言いましょうか)、ありましたっけ?もしずっとあったなら、えーと、ごめんなさい。

第147号のあたりから変えましたですー。(まるひ)

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