Back logo



 第109号へ 第110号 2003.6.20 第111号へ 
 最新号へ    


▼山椒大夫 ▼安寿 ▼厨子王

▼編集者S ▼まるひ ▼ノリノリ ▼アンケートから

■HEADLINE RUMORS 〜 風のウワサ


◆6月20日は、厨子王の山本周五郎賞授賞式。授賞パーティ→二次会→三次会と、朝までコースか?

 
■燃えよ山椒大夫 〜 大沢在昌のコーナー

◆青森講演
どうやら今年は完璧に雨男のようだ。
青森に到着した翌日、つまり講演日に青森は梅雨入りしてしまった。

その青森市はお年寄りの原宿(?)「ニコニコ通り」とか風情のある街並みで、しっとりとした印象。
泊ったホテルのそばに、東京の築地を思わせる魚河岸が入った「アウガ」というビル(講演会場でもある)があって、その食堂で食べたマグロの中落ちとイクラの二色丼は美味しく、K書店のS氏が他で買って持ち込んだ鱒子とたらこも美味。


二色丼


はじめて食べたフジツボも青森産はでかく、貝と海老を足して割ったような味。
そして、なんといってもキンキンという魚の塩焼きの美味いこと…(ダイエット無視)。

講演会の方はとても盛況で200人ぐらいの来場者。
なかには熱心な「大極宮」ファンの人もいて、質問コーナーで「厨子王の新作はいつ出るんですか?」と聞かれたりした(もちろんマル秘情報をお答えしましたよ)。
講演終了後のサイン会もけっこうな人、これもホームページのおかげだろう。


講演会

講演会&サイン会

サイン会


夜はいわゆる飲食街である本町に飲みに行ってみた。
北海道のススキノでも驚いたが、それ以上に値段が安くて可愛い子が多いのにびっくり。しかもみんな純真! 一緒に行った独身の同行者はみんな青森移住を真剣に考えていたほど。
たしかに5、6人六本木に連れて帰りたかった…。

翌日は小雨の中のゴルフ。
なによりびっくらこいたのは、一緒にまわった地元書店の菊池さん。
これがよく飛ばす。ドライバーは300ヤードちかい飛距離。
見事な弾道に我ら東京勢は口あんぐりだった。

とにかく…青森はよかった。飲み屋も良いし食い物も美味い。
もちろん、青森書店組合の皆さんにもお世話になりました。
飛行機なら東京からも近いし、また行きたいぞ青森…。

▲TOP
■安寿のがまぐち 〜 宮部みゆきのコーナー

◆あいたたた
 首筋のコリコリはよくなってきたのですが、首をかばっていたせいか、背中の筋を違えてしまいました。
立ってても座ってても寝てても痛い(泣)。
今年は、いろいろと不具合の出る年回りみたいです。
おとなしくしてようっと。

◆ゲーム女の生きる道
 というわけでゲームもお休みです。さすがの宮部もこれではコントローラーが握れまへんの(泣泣)。

▲TOP
■さまよう厨子王 〜 京極夏彦のコーナー

◆豆。
豆本ができました。とてもかわいらしいです。
内容は「百鬼夜行」の短編が一本で一冊。最初は「川赤子」。
小さいのに箱入り。
これはですね、個人的にはそろえたいですね。
豆本って普通高いんですが、これは安いし。
で、どうするんだろうと思っていたら……。
「姑獲鳥の夏」の四六判お買い上げのかたにサービス提供するんだそうです。
プレゼントではないそうですが、原価+送料でのサービス販売だとか。
トイレの棚にでもどうぞ(って、おい)。

◆四六。
と、上で既にバラしてしまった「姑獲鳥の夏」の四六判ですが(笑)。
これは兼ねてからの強いご要望に応える形で作られたもので、八月頭に発売されるようです。
読みやすいです。
ノベルスが好き、文庫がいいわと、お好みはそれぞれでしょうが、どうしても四六が好きという方もいらっしゃるようで。
僕は全部好きですが(笑)。
限定版とか愛蔵版とか、そういうもんではないので、普通に売られます、はい。

◆ノベルス。
ノベルス新刊の方はそれに合わせる形でちょっとお待ち戴く格好になりますが。
もうトップで告知されてるかしら。
それにしても「姑獲鳥」からもう九年が経とうとしているのねえ。
月日の経つのは早いもんだねえ。
あ、「続巷説百物語」もノベルスになります。

◆文庫。
も今年はいよいよ「塗仏」ですね。
どんな張り子なのか不気味。こわげ。

◆雑誌。
「怪」もこの夏で0015ですね。
連載中の「後巷説百物語」も残り二本となりました。
今度の「後巷説」はちょっと変わっています、はい。

▲TOP
■編集者Sのウラ情報

 大沢山椒大夫ともども青森へ行ってまいりました。上のほうで報告していますからダブってもしょうがないのでひとつだけ 。
観光物産館アスパム、--ピラミッド型をしたなかなかの建物、の最上階(かな?)で郷土料理をご馳走になりました。夜景が一望というのが売りのお店だと思うのですがこういうご時世、街が死んだように眠っているのですね。唯一煌煌と輝いているのがサラ金のネオン。ちょっと寂しくなりました。いまどきの地方都市に共通した風景なんですかね。
サラ金の是非はともかく、地方都市、がんばれ、とささやかなエールを贈っておきます。(フジツボ初食いのS)

▲TOP
■まるひの秘書ヒショバナシ

関東地方は梅雨の合間のドピーカン。栄えある授賞式にふさわしいお天気となりました。大沢オフィスも本日は早じまい。全員でパーティに行ってきますです。

トップページや京極のページにあるとおり、『陰摩羅鬼の瑕』の発売日をお知らせすることができて、私も嬉しゅうございます。
「2003年前半ってゆってたやんけ! 違うやんけ!」と思われる方もいらっしゃるでしょうけれども・・・。ま、そこは堪えてつかあさいませ。
ここでは申し上げることのできない、諸般の事情というものがいろいろあるのでございます。ぺこぺこ。

とにもかくにも、京極の授賞式と発売日の発表と・・・今日はめでたいことがふたつ重なったということで。
それでは行ってまいります。

▲TOP
■ノリノリ編集後記

網膜剥離。この半年間に身近にいる人が3人もなってしまった。
いずれもよく働きよく遊ぶ(?)人。まず今年の初めに、ちばてつや先生が。そして登山クラブの会長。さらにもうひとり草野球のチームメイトが発症。前兆があるわけでもなく、いきなりくるらしい。防ぐ方法はないのだろうか? 

その網膜剥離といえば…なんといっても"なにわのジョー"こと辰吉丈一郎。日本プロボクシング界のルールまで変えた男。
先日、復帰第2戦(世界戦の前哨戦)の日程がやっと発表された。
あまり期待するのも酷だが、今の日本ボクシング界はものたりないから(と思っているのは僕だけ?)燃える試合が観たい!
ただ…これまで辰吉戦はとても相性が悪く、会場に観にいった試合はすべて負けているからテレビ観戦にする予定。
…ラストマッチの世界戦は絶対観に行くけど。
(じゅきや君は大きくなったんだろうなぁ…ノリ)

▲TOP
■アンケートから はスタッフのコメントです)

◆リストの部分をフレーム化していただけると更に見やすくなる…かもしれません;
すごく労力の要る作業ですが…。

私もそう思ってですね、著作リストのページを新たに作り始めたのですが・・・。
確かにメンドウくさくて、とっても時間がかかりそうです(;;)
(まるひ)

▲TOP


 第109号へ 大極宮トップページに戻る 第111号へ 
 最新号へ