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 第106号へ 第107号 2003.5.30 第108号へ 
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▼山椒大夫 ▼安寿 ▼厨子王

▼編集者S ▼まるひ ▼ノリノリ ▼アンケートから

■HEADLINE RUMORS 〜 風のウワサ


◆6月になったら"ダイエット合宿第二弾"をやりたいと言っているらしい山椒大夫・・・

 
■燃えよ山椒大夫 〜 大沢在昌のコーナー

◆日本推理作家協会賞
第56回日本推理作家協会賞の選考会があった。
安寿と厨子王は長編・連作短編部門の選考委員を務め、私は短編部門と、評論・その他部門の二つの選考委員をした。
短編部門は、残念ながら受賞作なし。
評論に関しては、新保博久氏、山前 譲氏編著『幻影の蔵』が受賞した。江戸川乱歩氏の蔵書の目録資料というか…11年のながきに渡って乱歩邸に通って蔵の中を整理した大変な労作。
この努力に敬意をはらわなくてはいけない。

それと、
同じ日に「江戸川乱歩賞」の選考会もあった。
乱歩賞といっしょにやることで協会賞も注目されるかと期待したが、新聞の扱いは小さかった。
乱歩賞が新人なのに対し、協会賞はプロの作家に与える賞。
推理作家であるかぎり一番欲しい賞。
受賞作はこの一年で一番のミステリーともいえる。
世間的にもっと注目され、評価されてもいい。
協会賞を受賞した作品はミステリー史に名を残す作品。
もっと知られて欲しいというのが協会の願い。
社会における認知というのは我々が決めることではなくて、社会が決めることではあるが…。
長編部門は2作でてよかった。

いずれにしろ、
4年間務めた協会賞の選考委員は今回で終わり。
新人賞は会ったことのない人だから選考しやすいが、協会賞は選考する人とされる人が互いに顔が見えるからつらかった。
恨みもかうし、自分の価値観を試され、精神的にも疲れる。
選ぶという立場は気持ちがいいだろうと思う人がいるかもしれないが、実際は選考委員をやったからといって得することはない。
受賞した人は実力だと思い、落とされた人は恨む(自分の経験でも)。
今、いくつかの選考委員を引き受けているのは、もらった賞に対するお返しで、先輩が引き受けてくれたこの役割を今度は自分が引き継いで果たすということ。
賞をもらうだけもらっておいて、選考委員をやらないのはズルイと思うから。
ただ、デビューに立ち会った新人が伸びてくれると嬉しいね。
誇らしい気持ちになる。
だからといって、威張れるわけではないが…。

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■安寿のがまぐち 〜 宮部みゆきのコーナー

◆第56回日本推理作家協会賞
 長編・連作短編部門の選考委員を務めました。
既成作家の作品が対象の選考委員をするのは初めてですので、いやもう緊張、緊張! でも、得るものが多かったです。
とても勉強になりました。選考委員をしてみて学ぶことって、確かにあります。
受賞作は、浅暮三文さんの『石の中の蜘蛛』と、有栖川有栖さんの『マレー鉄道の謎』。
 おめでとうございます。

◆ゲーム女の生きる道
 クリアしました、『タクティクスオウガ外伝』。
エンディングは「C」でした。ラストバトルのチームにエレノアを入れなかったので、ランクが下がったらしいのよね。
 えーい、どこまでもどこまでも邪魔くさいオンナじゃ! 
しょうがない、クラスチェンジもさせてないんで、ソルジャーのまま装備だけバッチリさせてアイテム係にして再チャレンジするですよ。
 ところで、ここで「デネブに会えない」とコボしていたら、貫井徳郎さんが情報をくださいました。
ありがとうございました! めでたくデネブを育てています。
「ゆうわく」、使ってみたいもんね。

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■さまよう厨子王 〜 京極夏彦のコーナー

◆かんがく。
関西学院大学に行って参りました。
「東アジア恠異学会」主催の西山克先生のお招きです。
「あやかしの比較文化」という講座でお話をして参りました。
学生さんがずらり。お化けの話ですが。所詮(笑)。
みなさん真面目でございました。
実はこれ、数年前からお誘いを受けておりまして。
昨年お引き受けした企画だったんですね。
いや、慣れないことはするもんじゃございません(汗)。
朝の新幹線に乗るのに六時に出発したんですが……。
ぎりぎり五時四十分まで仕事してまして。
準備ができなかったんですねえ。まるで。ははは。


講義ちゅう


世話人の戸田さん、今回もお世話になりました。
西山先生、聴講してくださった神戸商科大学の太田先生、聴講生のみなさん、どうもありがとうございました。


インタビュー


その後インタビューを受けて翌早朝の新幹線で戻りました。
うーん。
神戸ってどんな街だったのかまるで分からんです。


◆むつし。
青森県むつ市。
今年の妖怪会議はそこなんだそうで。
中味決めてね、今年こそ。
いや、イベント甘く見ると痛い目にあいますよ(誰に言っているんだ?)
当然、怪談之怪もむつなんですね。
東北のみなさん、どうぞよろしくお願いします。

◆すいきょうしょう。
決まりました。推理作家協会賞。
有栖川有栖さん、浅暮三文さん、おめでとうございます。
新保博久さん、山前 譲さん、おめでとうございます。

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■編集者Sのウラ情報

 先週来の風邪がぐずぐずと長引いて、週頭の神戸出張でピーク。
そんななか半年ぶりの大井ツインクルではリベンジ果たせず。いやはやです。こんな一週間でも更新日はやってくるわけで。
 たまにみなさんから誤植のご指摘をいただきます。そのつど版元へ取り次ぎ、次回重版では訂正してもらえるようにしています。お知らせいただいた方へその都度返礼はなかなかできませんが、気付いたらお知らせください。
しかしこの誤植ってやつは、校正担当、編集者となんども確認しているにも拘らず、やってしまうんですね。人間のやることですからミスはつきものとはいえ、お金をだして買ってくださった読者の皆さんが完全なものを求めるのは当然の権利、といえます。ただ電化製品なんかと違って、交換とはいかないところが申し訳ないところで。液晶ディスプレイの数個のドット欠けは不良品じゃないですといわれて、ふに落ちないのと同じなんですかね。(S)

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■まるひの秘書ヒショバナシ

[FF XI]話、続きます。うひ。
先週ジマンげに「ジュノにいます」なーんて書いたくせに・・・
街にいるプレイヤーの多さにびっくり、物価の高さ(というか競売の手数料)にアングリ、敵の強さにビビリまくり(ジャイアンに踏みつぶされまくり;;)、狩り場の混雑とせわしないパーティプレイにぐったり。
「すみませんすみません、私のような若輩モノにはまだジュノは早かったです。修行積んで出直してきますー」といった感じで、とっととウィンダスに逃げ帰ってきちゃいました。わははは。
てなわけで、「釣り、ときどきレベル上げ」生活ふたたびです。
でも、レベル上げているのは魔道士じゃなかったりして。いきなり"戦士"なんか始めてたりして。ダッテPTデ前衛サン見テタラ"挑発"ヤッテミタクナッタンダモン・・・。(どこが修行なんだ)
「なんたらBee ばっちこーい!」と叫びながら、弱っちい蜂をチクチクと剣で刺してます。ええ、ソロのくせに挑発用のマクロまで作りました。
んでもって、戦士をレベル10ぐらいにしたら、次はシーフになって"ぬすむ"をやってみようと思ってます。その次はモンクで華麗な"コンボ"を炸裂させて・・・と。
ああ、考えてるだけで楽しいです〜♪

次号こそは違う話題で・・・ぺこ。

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■ノリノリ編集後記

やっと「六本木ヒルズ」に行きました。仕事の打上げ会で。
まだまだ人出は多く、レストランはどこも混んでいる様子。
でも、散策しがいがある広さ。少しずつ攻略していくつもり。


夜なのに空が明るい


事務所から見た「六本木ヒルズ」。
建設中から毎日眺めては「(事務所)引っ越したいなあ…」

そういえば…山椒大夫はウオーキングの帰りに朝食のテイクアウトに寄るとか言っていましたが、じつは超高級中華も食べているんですヨ! なんでも一日数組だとか…。
レポートして欲しかったなぁ。
         (「ド」は"ドンペリ"の〜ド♪…ノリ)

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■アンケートから はスタッフのコメントです)

◆まるひ嬢さま。
私も毎夜ヴァナ・ディールを駆け回っているものです。大極宮でFFの話というのもなんか不思議な感じですが、宮部さまがいらっしゃいますしね(笑)
パンデモニウム・サーバーでしたら、是非ご一緒してみたいです(^-^) 

ううう、サーバー違います。残念ですー。(まるひ)

◆まるひさん、今年はサマーソニック行かないんですか?
私はチープトリック、ブロンディ、DEVOという30代泣かせのメンツに思わず予約をしてしまいました・・・

どっひゃあ! なんつー顔ぶれ! 行きたいかもですっっ。(まるひ)

◆いつも楽しく拝見させていただいております。
大好きな作家の皆さんの近況を垣間見ることができ、毎週、楽しませていただいております。
更新作業は大変とは思いますが、これからも、楽しい情報を期待しております。がんばって下さい。

ありがとうございます! がんばります。ぺこ。(まるひ)

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