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 第103号へ 第104号 2003.5.9 第105号へ 
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▼山椒大夫 ▼安寿 ▼厨子王

▼編集者S ▼まるひ ▼ノリノリ ▼アンケートから

■HEADLINE RUMORS 〜 風のウワサ


◆第二回朗読会が11月15日(土)に決まった模様。チケット発売等の詳細は未定。慌てずに待とう!

 
■燃えよ山椒大夫 〜 大沢在昌のコーナー

◆"緊急ダイエット合宿"結果発表!
4月23日から30日までの一週間で2キロ減。
予想したほど落ちなかったなぁ。と思っていたら…
GW後半の3連休で1キロ落ちた。けっこう食べたのに。
民宿のオヤジとして摂取カロリーを大幅に上回る労働をしたせいか…
オフィスのハル君のゴルフデビューをマンツーマンで指導しながら、縦横無尽に歩き(走り)まわったのが効いたのか。
結果、目標どおり合計3キロ減! 納得。が…
六本木の飲み屋さんでは「キャー!カッコいい!」という説と
「えっ?ダイエットしたんですか?」という説があった。
日焼けをしたので見た目も絞まって見えるはずなのに…。
やっぱり痩せてカッコいいと言ってくれた女の子のいる方の店に足が向くなぁ。

◆GW in 勝浦
今年のGWは、実質後半の3日間だけ。
でも、その3日間にいつものメンバーが集結した。
初日は子供達といっしょに磯遊び。
捕ったモエビをかき揚げにして食べた。
2日目はゴルフ。夜はバーベキュー。
焼き方に徹していたが、けっこう食べてしまった…。
最終日はゴルフの後、短時間で作れるパスタ(3種)を食べて解散。
なんだか食べることばかりだが、民宿のオヤジにとってこれが重要な仕事なのだ。
期間は短いが充実していた。

◆いよいよ到来
春のゴルフコンペシーズンが来週から始まる。
今の調子は波があって、すごく良いか、さほどでもないか。
まったく読めない。

◆いま話題
六本木ヒルズ。朝8時からやっている店があるので、ウオーキングの帰りに朝食をテイクアウトするには便利。
ただしお洒落な店が多いので、小汚いスポーツウェアで入っていくには気が引けるが…。

◆新連載スタート!
「産経新聞」で新連載『ニッポン泥棒』がスタートした。
まだまだ序の口。自分でもこの先どうなるかわからない。
例によって…いつものように…綱渡り。

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■安寿のがまぐち 〜 宮部みゆきのコーナー

◆『カルトか宗教か』
 ずっと前に買ったのですが、読むタイミングを逸したまま書棚に立ててありました。読了して感服。とても具体的に現代カルトについて説明されています。
著者は竹下節子さん。文春新書です。お薦めします。

◆自己嫌悪
 掃除をしていて、台所のカウンターに頭を激突。目から火。
半日、アイスノンを頭に載せて唸っていました。
どうしてこんなにバカなんだろう。

◆ゲーム女の生きる道
 朝、家を出たとき、最初に会った人が男性だったら『メトロイド プライム』を、女性だったら『ブレスオブファイアV』をプレイしようと心に決めて、いざ「行ってきまぁす」。
 最初に出会ったのはでした。
『タクティクスオウガ外伝』をプレイすることに決定。
うひゃひゃ!

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■さまよう厨子王 〜 京極夏彦のコーナー

◆妖怪シンポジウム
先々週予告した通り、京都の国際日本文化研究センターにおいてシンポジウム「妖怪研究の過去・現在・未来を考える」が開催されました。
僕も参加していた研究会「日本における怪異・怪談文化の成立と変遷に関する学際的研究」のメンバーを中心に各界の研究者を一堂に会しての大規模なシンポジウムでした。
これは同研究会の成果論文集『日本妖怪学大全』(小学館)の完成を祝う形での、ひとつの締めくくりともいえます。
主催の小松和彦教授を筆頭に、山口昌男先生、高田衛先生、辻惟男先生、徳田和男先生、西山克先生、内藤正敏先生、常光徹先生……と、総勢40名以上に及ぶ、錚々たるメンバーでした。
いやあびっくり。こんな顔触れはめったに見られません。
会場のスケールも大きいので同行した妖怪馬鹿・多田克己さんが小さく見えるありさま。でかいけどさ。



広い

広いんです

広いんだってば



国連会議みたいな会場です(笑)。

session1は「妖怪資料論〜その活用を巡って」。
山田奨治さんの司会で、川崎ミュージアムの湯本豪一さんの新発見絵巻報告(これがすごい!!)、
日文研の中山和久さんから「怪異・妖怪伝承データベース」の現状報告、日文研所蔵資料の見学というメニュー。
いや、あるものですねえ絵巻。
続いてsession2はわが世界妖怪教会のご意見番・荒俣宏大人による特別記念講演。
妖怪に取り組むと「忍耐力」「影響力」「運力」「混浴力」がつくという感動的なお話でした。
ちなみに「影響力」とは「影に響く力」という意味で、他人に影響与える力という意味ではないそうです。
「混浴力」ってのはうまく説明出来ません(笑)。
session3はアダムカバットさんの司会で「娯楽文化としての江戸妖怪文化」。
兵庫県立歴史博物館の香川雅信さん、江戸東京博物館の岩城紀子さん、法政大学の横山泰子さんから、江戸の妖怪文化についての報告があり、帝京大の延広信治先生と天理大の斉藤純先生からのコメントが寄せられました。
懇親会では山折哲雄日文研所長からのご挨拶。うーむ。
その後、荒俣さんと僕は例の「妖怪大戦争」の打ち合わせ……いやはや忙しい。
荒俣さんはその足で鳥取に取材。僕は二次会に逆戻り(って12時過ぎてたけども)



京極から京極堂さんへ



京都某所にある名前の一部に「京極堂」の三文字が付いたお店。
店主の方が愛読者だということでサインをしたのですが、「京極堂さんへ」って(笑)。

で、一夜明けてのsession4。
学習院大学の徳田和男先生司会による全体討議。
白澤楼主人・化野燐さんや、新進気鋭の姑獲鳥研究家(笑)木場貴俊君もギャラリー参加。

写真撮影は小学館のUさんでした。

いや、こうした公の場で「妖怪」という名称が使われることは過去になかった画期的なことなんです。
「妖怪学」とか「妖怪研究」という呼称には(僕自身は)若干抵抗があるんですが、それでもこれは偉大な一歩だと思うわけです。
これからスタートする、って感じですね。
そう考えると大変なセレモニーでございました。

終了後、京都文化博物館に移動して、滅多に観られない特別展示の
「異形賀茂祭図巻」を見学。
いや、疲れましたです。

◆きんちょう
いや、緊張したというのではなく。CMの話。
秀治様と一徳様の。
うーん、僕を笑かすために作ったようなCMが……。
「お前の話はつまらん。つまらん!!!」
わははははははは。録画して何度も観たい。

◆GW
GWはどうでしたかとのりちゃんに聞かれました。
それは……なんですか?

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■編集者Sのウラ情報

 東京国際ブックフェアというよりデジタルパブリッシングフェアへ行って参りました。どれどれ最新の電子出版は……と思って出かけたのですが、結論から言うとつまらんかったです。目新しいもの、全くなし。
去年は山ほど持ち帰ったパンフレット類も今回はゼロ。でもお買い物はしっかりしてまいりました。某社の某作家のCD−ROM全集。格安でした。
 その理由を、その場に居合わせた旧知の担当の方が教えてくれました。動作保証ができない機種が増えてきたからだそうです。OSXや一部のXP機種では動作しないとのこと。
劣化がなく保存性がたかいはずのデジタルデータですが、ハードやソフトの進化によってただのゴミとなることもあり得るということを目の当たりにしました。アメリカあたりの公文書館が書類のデジタル化に消極的なのも納得できます。数十年後には読めない、なんてことになったらシャレになりませんものね。
一番保存性が高いのは石版だというのを何かで読んだ記憶がありますが、古いものを切り捨てていく進化って、しょうがないのですかね。
(?テープを泣く泣く捨てたことのあるS)

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■まるひの秘書ヒショバナシ

あきまへんなあボケボケですなあ・・・ううう・・・(;;)
ミヤベの『あやし』発売と大沢の新連載のトップページでの告知を、ワスレテマシタスッカリ。公式サイトなのに恥ずかしー。
反省反省大反省です。
というわけで、アレ(陰摩・・・)に関しましては、どこよりも早く「発売決定しましたあ!!!」の速報を打つべくがんばります。いや、がんばってくれたまいよ、「タイムスリップグリコがもう売ってないよう(泣)。カネゴン欲しかったのに」とか言ってる厨子・・・ゴホゴホゴホ。カネゴンもあげるからネ、ネ。

前期は腰痛、後期は風邪に襲われ、どこにも出かけられずに寝たり起きたり[FF XI]したりのゴールデンウィーク。
いやー、アンケートやメールでけっこう[ヴァナディールの住人]がいらっしゃることがわかって、なんだか嬉しいです。
始めてから約3週間たちまして。「サポートジョブが取れるレベルにならないと(てゆーかサポを取らないと)お話にならない」ことはよくわかったんですが・・・。
私のへぼタルタル、黒魔道士だったはずなのに「自分で回復できないのはイヤ! 戦闘には勝ってるのに、モンスにくらった毒が抜けなくて野垂れ死にするのはもっとイヤ!」なーんて、白魔道士に転職しましてね・・・。サポへの道をみずから遠回りしてるかもです。
しかもロクにレベル上げもせず、まったりと釣りばっか・・・わはは。(だって本読みながら出来るんですもの! 釣った魚を売れば魔法代も稼げるし! いやその前に折りまくった竿の代金を回収だ!)
この週末は、何をすればいいのか今ひとつよくわかっていない[ミッション]とやらに挑戦してみようかと思っておりますが、どうなりますやら。

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■ノリノリ編集後記

GW前半は『妖怪狂言』を観た博多から実家のある島根へ。
二十年ぶりに三瓶山へ登ってみた。ちょうど山開きの日で、山も麓も大賑わい。
久々に見る三瓶はなかなか素晴らしく、200名山に選ばれるだけはある。おすすめです。
登山道もしっかりしていてルートもたくさんあるので、年配の方でも大丈夫。下山後は立ち寄り温泉もあります。
それと麓を約30分かけて周回しているバスは便利(週末のみ)。
どこで乗っても、どこで降りてもよし。一回100円。
近隣の施設と提携している割引券もくれます。ちなみに、そのバスの運転手のひとりは僕の父。よろしくどうぞ。

そして後半は勝浦にある大沢さんの別荘。いつものメンバー集結。
もう15年近く通っている。ドレイ歴長っ! 他のみんなは肩書きが偉くなっているけど、歳もくっているわけで…。
ゴルフ場はともかく、海とかにいると恥ずかしいぐらいオッサンの集まりだ。
今年の夏も勝浦の鵜原や守谷海岸に出没するとおもう。おかしな集団じゃないからね。

オマケの☆競馬情報☆

ついに! 
愛馬「ウインジェネラーレ」がGII出走! 
先週の土曜、東京11レース。ダービートライアル『青葉賞』。
府中まで応援に行ったが結果は7着。先着した4頭は強かった。
まあ、初芝だったし健闘したほうか…。次走に期待。

ついに!ついに! 
愛馬「ウインクリューガー」がGI出走決定! 
明後日の東京11レース。3歳マイル王決定戦『NHKマイルC』。
中間に馬体重が減ったりもしたがまずまずの出来らしい。
今回の顔ぶれなら、ひょっとするとひょっとするかも!? 
馬券は愛馬を信じ馬単1着流し。ヒモは外国産馬。
5、6番手の人気ならかなりの高配当のはず。頼むぞ幸四郎!! 

ついに!ついに!ついに! 
大沢さんと宮部さんが一口馬主になったのだぁ〜! 
二人とも、来年のクラシックを狙う2歳馬を一気に3頭所有
(各400分の1口)。
作家と喜び(悲しみもあるだろう…)を分かちあいたい方は同じ馬に出資してみてはどうでしょう? 興味ある方は「ウインレーシングクラブ」の公式ホームページhttp://www.win-rc.co.jp/ をご覧になってみてください。
ちなみに二人の出資馬は……
大沢さんが「マリアマッジョーレの01」「サワズソングの01」
「ランクアップの01」。
宮部さんは「マリアマッジョーレの01」「ケイティディドの01」
「ランクアップの01」。
順調に育ちますように…。
(朗読会会場をどうにか確保できてひと安心…ノリ)

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■アンケートから はスタッフのコメントです)

◆妖怪狂言福岡公演、観て来ました! 爆笑に次ぐ、爆笑。
狂言は楽しいものですが、こんなに笑ったのは初めて。
そして何より、豆腐小僧が、すごくチャーミングでした。
脚本と手ぬぐいも、もちろんゲット! 
もう一度、豆腐小僧にお会いしたいです。

『妖怪狂言』僕も行ってきました。博多まで…。
東京・横浜で都合がつかなかったのが、最後の最後で。
いやー、良かった良かった。なにもかも。
まず「アクロス福岡」が素晴らしいホール! 
お客の入りも二階席までびっしり。1,500人以上。
公演も、当ホームページにたくさん寄せられた絶賛メールのとおり面白かった。
わかりやすく理解しやすい。ムズカシクない。
演者が大ベテラン(大御所)だけあって安心して観られ、ゆったりした笑いは心地よい。これぞ"伝統芸能"の良さか。
京極さんの書いた『狐狗狸噺』と『豆腐小僧』は語り継がれる古典となることだろう。スゴイことだ! 
観られなかった人のためにも、追加公演を期待しましょう。
(入場直前にラーメンを食べた暑さで、ただひとりTシャツ姿だった…ノリ)

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