朗読会 Part3
 
reading comppany vol.1,2002/4/7
 
第二部
 
【おっとっと】

第一部とはうって変わった"くだけたカッコウ"の三人に
客席がちょっとどよめく。
おっとっと1
この作品、チョイ役を含めて登場人物はゆうに10名以上…
大沢=ウラ、小林、組長 etc.
宮部=アキト、看護婦 etc.
京極=イケ、野地、班長 etc.
と、ひとりで何役もこなさなければイケナイ作家たち。
声色や口調をくるくる変えながらの掛け合いに
お客様も大喜び。

おっとっと2

 
アンケートより
 ・大沢氏の意外な(失礼!)美声にうっとりしてしまいました。
 ・宮部さんの可愛さがツボにハマリました。
 ・京極さんの七色の声は素晴らしい。
 ・京極先生のレインボーボイス(?)最高!!でした。メロメロ…。
 ・イケさん(京極)とウラさん(大沢)、アキト君(宮部)がなんともナイスです。声の使い分けで笑わせてもらいました。
チョット裏話
第二部で京極が着ていたアロハは、大沢のグァム土産。
大沢いわく「イケっぽい"下品なやつ"探してきたよー!」
 

終演1
無事に終演
三人もホッとした表情

終演2
深々とお辞儀をして舞台を降りる三人だが…

終演3
カーテンコールの拍手鳴りやまず…
三人はふたたび舞台に

終演4
大沢「安寿です」
宮部「山椒大夫と厨子王です」
と、メンバーを紹介しあった後
大沢「アンコールはできませんので」(笑)

終演5

 
アンケートより
 ・一番前だったので、観ているほうも緊張してしまいました。
 ・いつも目から入っている物語が耳から入り、新しいイメージが
  作られました。物語の主人公たちも、にわかに生き生きしてくる
  気がします。ユニークな体験をさせていただきありがとうございます。
 ・もしかしたら寝てしまうかも…と思っていたのですが、いらない
  心配でした。あっという間の二時間で、とても楽しかったです。
 ・このままラジオで流しても、ちゃんとラジオドラマとして
  通用するのではないかと思いました。
 ・音楽はコンサートに行けばその人の曲を聞けるけど、本は作者の
  声で聞く機会など皆無なので、非常に貴重な時間でした。
 ・広島からこのイベントのためだけにやって来ました。
  せっかく来たのだからと交通費、宿泊費の元をとるつもりで、
  昼・夜ダブルで楽しませていただきます。
 ・今日このためにはるばる(福岡から)やって来ました。
  これが終わったら、明日仕事なので直帰…。でも、これからも
  このようなイベントがあれば戦ってこちらまで来ます!
 ・朝早く“ぴあ”に並んだかいがありました。
 
こんなご意見も…
 ・書かれたご本人が朗読されることに意味があるのであれば
  無用の感想ですが、想像力を刺激されない、あるいは想像
  し難い朗読は聞く側も辛いです。
 ・チャリティーの主旨に感銘を受けました。犯罪被害者の方たちの
  悲しい思いを日々のニュースなどで感じます。
  今ちょうど支援活動に興味を持っていたところなので、
  その気持ちを私も形にしたいと思いました。
 
朗読された作品について
雪 蛍
(冒頭部分)
大沢在昌 講談社文庫
車 坂 宮部みゆき 「自選ショートミステリー2」
講談社文庫に収録
(単行本未収録時代短編)
絡新婦の理
(冒頭部分)
京極夏彦 講談社ノベルス
おっとっと 大沢在昌 「らんぼう」新潮文庫に
収録
 
チャリティーのご報告
この朗読会の収益金 606,983円をNPO組織『リカバリー・サポート・センター』に寄付いたしました。
会場に来てくださった方々、グッズを購入してくださった方々ご協力ありがとうございました。
リカバリー・サポート・センターとは
2001年8月に設立された組織で「犯罪、事故、災害などで被害を受けた被害者その家族に対して身体的および精神的後遺症の回復のための検診・治療支援活動を行い、人類の平和に寄与すること」を目的とされています。
具体的な活動は、7年前の長野県で起きた松本サリン事件、翌年3月20日に起きた地下鉄サリン事件の被害者の方々のいまだに回復していない後遺症を軽減するため検診・治療の支援活動を行われています。
Part4へ
close