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 第25号へ 第26号 2001.9.7 第27号へ 
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▼山椒大夫 ▼安寿 ▼厨子王

▼写真館 ▼まるひ ▼編集者S ▼ノリノリ ▼アンケートから

■HEADLINE RUMORS 〜 風のウワサ 

◆某日某所で車を運転中の大沢、一時停止違反を警官にしっかりと
 見とがめられ、7000円の罰金を払わされたとのウワサ。プププ。

◆『怪 DVD-BOX』の大極宮特典「又市御札」製作の助っ人に、ノリノリが
 駆り出されたらしい。京極の手間が軽減されたぶん、"当たり"の数が
 ちょっとだけ増えてたりする???

◆『怪・陰陽師安倍晴明』のDVDが、大極宮書店で販売されるかも・・・。

 
■燃えよ山椒大夫 〜 大沢在昌のコーナー

◆OB連発!
軽井沢でゴルフをしてきた。
メンバーは逢坂剛氏と真保裕一氏と文藝春秋のS氏。
ゴルフ場はコースの幅が狭く、ティーショットでドライバーが使えるのが
18ホール中5ホールぐらいしかないほど。
球の落しどころが無い。最近、飛距離アップに取り組んでいただけに
辛いラウンドだった。
でっ、OB連発!
まあ、天気には恵まれたので自然の空気は満喫できたが…。
軽井沢の街は、八月最後の週末というだけあってどこもかしこも大渋滞。
道路はアウトレットモールへと続く渋滞。軽井沢銀座も人であふれ返って
いて、黒い頭しか見えない状態だった。
宿泊は文藝春秋の保養所を利用させてもらったので、食事は作らなくて
よかったのだが、"民宿のオヤジ"としては少し物足りない気が…。
秋には逢坂・真保両氏を千葉の別荘に招いて、ゴルフコンペをする計画が
浮上。もちろん私が作る豪華食事付きでねっ。

◆サイン会
『闇先案内人』のサイン会を東京と名古屋でやることになりました。
(※詳細は大沢在昌のページをご覧ください)

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■安寿のがまぐち 〜 宮部みゆきのコーナー

◆映画『ファイナル・ファンタジー』
試写会に行きました。
上映が終ったあと、スクリーンの後ろから、主題歌を歌う『ラルク・アン・
シエル』が登場してビックリ!

◆『R.P.G.』こぼれ話(その2)
今回の装丁には、パウル・クレー(Paul Klee、1879〜1940)の絵を使って
いただきました。
以前からのファンで、いつか使えればと思っていたので、原稿を書きだす
前に、持っていた画集を担当編集者さんに見せてお願いした次第です。
偶然"R"の文字が入っているし、真ん中の"歪んだ家"も作品に合って
そうだし。
…念願がかないました。

◆今週のゲーム女のひと言
理由あって『メタルギアソリッド2』の体験版に、どハマり。
スキーニング・ミッション中なので、今週はこれ以上通信できません。
なんちゃって。

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■さまよう厨子王 〜 京極夏彦のコーナー

◆そろそろ。
「週刊アスキー」と「e-NOVELS」 で同時にスタートした
『百器徒然袋 第5番 雲外鏡 〜薔薇十字探偵の然疑〜』もいよいよ
大詰めです。続きの方が先に出てるし。
 
◆試写。
安寿姫は『FF』だったようですが、山椒大夫と厨子王は『陰陽師』の
試写会に行ってきました。実はあらかじめ「行けない」といっておいたんです
が、当日急に行くことになっちゃったんです。
原作の夢枕獏さんは勿論ですが、荒俣さんや小松先生、晴明神社の
禰宜・山口さんなど顔ぶれは多彩。
画面は陰陽師でも客席の方は妖怪だったりして。
 
◆あらぬ噂。
僕が水木しげるの貸し本『赤電話』(すげえ高価)を、高額で購入した
との噂。
それは大ウソなんだね。買ってませんよ〜だ。
ってゆーか……その本前から持ってるし。
同じ本をそんな大金出して買うわけないじゃん(保存用とかな)。
買ったのは別の人です。
しっかし誰がそんなテキトーな噂たてるんでせう?

◆濡れ衣。
多田克己と村上健司の妖怪馬鹿二人が、ホラージャパネスク叢書
『妖怪旅日記』(同朋社)を出版することとなったのが、二年以上前のこと。
これは多田と村上の珍道中を双方が自分の視点から好き勝手に綴って
相手をけなし、互いに注釈を入れあってて仕返しをするという本(笑)。
で、どっちの言い分がもっともか、両方を知っている僕が後書きで判決を
下すという話。告知もずっと前から出ています。
で、まだ本が出ない。
でもって何回も何回も出ている同朋社の告知広告を見ると……。
ぼ、僕の名前が筆頭になっているじゃないかえ。
ぼ、僕はおまけなんだよ。
でもって、本が出ないのも僕のせいではないかという噂が……。
違う違う違うッ! それは濡れ衣だッ!
悪いのはあの人なんだ。あの人。あの妖怪馬鹿の太いほうなんだ。

何を隠そう(別に隠しちゃいないが)僕がその話を聞いたのは
『妖怪馬鹿』の座談会の前くらいのこと。
実は、村上健司はその時おおかたの原稿を書き上げていたのである。
「ネタかぶりが心配だね」と話していたくらいさ。
ところが。
多田克己が書かないんだよ二年も! 締め切り守らないったって二年は
ないでしょ。
村上君もかわいそうだし。私は両方の原稿が揃わなきゃ書けないわけで。
しかし、足かけ三年を迎え、その多田克己もついに天の裁きを受けたのだ。
「人にあるまじき悪鬼の所業」「多田討つべし」と各界から非難攻撃を浴び、
このたびあの多田克己もようやく反省して、原稿を書き上げた模様。
私の元にもやっと原稿が届いたのでした。秋には出るでしょう。
言っておきますが、この話はノンフィクションであり、フィクションである
多々良先生行状記とは何の関係もありません。
とりあえず、めでたしめでたし。
え? 次はお前が書け?
そんな、人にあるまじき催促をしないで痛いッ!

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■蔵出し写真館 とっても久しぶり♪

◆マイクと厨子王と帽子とか・・・まあイロイロです・・・


〜1999年の大沢オフィス忘年会にて〜

社歌熱唱中?

社歌中なのか?(その1)   社歌中なのか?(その2)

厨子王(なぜか帽子かぶらされたの) & 山椒大夫(小指に注目)



んでもって、さらにヘンな帽子かぶらされた厨子王と
やっぱりカワイイ安寿

なんなのコノヒト?

目のあたりがちょっぴり鬼太郎ちっく?

※大沢オフィスの「社歌」については、おそらく2001年度の
忘年会レポートで明らかにされる・・・のでしょうか???



〜おまけ〜

こっちでも帽子かぶって宴会(マヌケ)

あらあらあら〜と皆で言っている

皆でにっこりシャッターに収まろうとしたその瞬間
グラス倒してあわてふためく某S君を
暖かい目で見守る人々と、ひとりだけカメラ目線な某Y氏

※このマヌケな宴会の詳細はバックナンバー18号で!


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■まるひの秘書ヒショバナシ

特別企画第2回「覆面座談会」のアップにあたっては、野性時代の版元の
角川書店をはじめ、座談会にご出席いただいた四名の作家先生がたに
「ウチの公式ページに掲載してもよろしいでしょうか?」と、ちゃんと事前に
お伺いをたてました。(それぞれに電話1本しただけですけど〜)
皆様「あーどうぞどうぞー」てな感じですんなりご快諾下さる中、ただひとり
「オレはまだ言い足りないっ! 大沢の悪口だったら、もっともっとたくさん
あるぞ! いっくらでもしゃべってやるぞー!」って電話口でお叫びなすって
私を大笑いさせたのは、S先生でっす♪

というような話を「覆面座談会」のあとがきにして、遅まきながらこっそり
付け加えようかな・・・などと思っていたのですが、今週はどうにもこうにも
ネタ思いつけまへん状態なのでこっちに書いてしまうのでした。うひひ。

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■編集者Sのウラ情報

朝日新聞の記事で目にされた方も多いと思うが、出版不況の影響を顕著な
形で受けた作家が紹介されていた。彼とは直接仕事をしたことはないが、
作品は目にしたこともあり、それなりの仕事をしていたにも関わらずにだ。
記事によると個人的事情もありそうなので、どこまで不況の影響なのか
わかりにくいところはあるが、最近の状況を肌で感じる身としては理解でき
ないことではない。一方でハリーポッターやチーズのようなとんでもない
ベストセラーがあるために一見盛況のようにみえるが、その影で売れずに
返品されていく作品も多い。
本が売れなくなったと言われて久しい。ご存じのように本は基本的に委託
販売制である。出版社は予測で部数を決定し、その70〜80%の実売
もしくは重版がかかって利益がでる仕組みである。
もちろん各社によって採算分岐点の数字は違うけれども。
したがって最近のような状況では出版社は返品のリスクを避けるために
部数設定に慎重にならざるを得ないし、最悪の場合出版そのものが厳しく
なるという場合もある。その影響は版元、取り次ぎ、書店、印刷や製本と
業界全体が受けるわけだが、個人である書き手が受ける影響は大きい。
このままでは職業としての作家の生活基盤が成り立たなくなることも考え
られる。
書くことは金ではないと考える人もいるだろう。それはそれで貴重だとは
思うけれど、作家といえど一社会人であり家庭もあるだろう。
作家という職業が魅力のないものになってくると、新しい才能が入りにくくも
なるだろう。
業界が元気になる特効薬とは言わないけれど、処方箋を見つけないと。
だってフリー編集者の身としてもいつまでお仕事があるか切実な問題
なのよ。(S)

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■ノリノリ編集後記

夏休みには釣りもした。船からの真鯛釣りだが、一般的なコマセ釣りでは
なく、リールのない短竿を使ったシャクリ釣り。
魚が掛かったら、糸を手でたぐるという原始的かつダイナミックな釣り方。
で、この方法がバッチリ合ったのか生涯最高の5尾をゲット!
7人で乗り込んでトップだった。2位は後半猛追して4尾の編集者S氏。
3位が3尾の大沢さん…。
連日、大きな鍋やフライパンを振ったりゆすったりしていたせいで腕の
感覚が鈍り、小さなアタリが取れなかったのかな…?(ノリ)

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■アンケートから はスタッフのコメントです)

◆みなさんお忙しい作家さん達なのに週刊なんてすごいですねぇ。
いや〜、ホントよく続いてますよねえ・・・。奇跡かも! うははは。(まるひ)

◆僕は宮部先生のファンなのですが、大沢先生、京極先生にたいしても
興味わきました。というか京極先生のイメージはくずれました笑)。
宮部先生は更に好きになりました。かわいすぎます。大沢先生は(^^;)。
 (^^;)の意味するところをぜひ詳しくお聞きしたいですなっ。うひ。(まるひ)

◆大沢先生へ。特別企画読んでいて大沢先生は、本当は凄い苦労人で
腹黒い人じゃ(他の先生方と比べて)ないんだな〜って思いました。
此れからも、本当に頑張って下さい。
大沢が涙を流して喜びそうなお言葉ですわ〜。(まるひ)

◆ページのつくりがとてもシンプルで好感が持てます。
いわゆる「公式ページ」というのは無駄に画像が重くて、キレイなのは
いいけどあまりにうっとおしいところが多い、というイメージがあったの
ですが、それを払拭していただきました。(嫌味とかではなく、本心です)
人気作家さんを抱えてのページですから、運用がいろいろと大変かとは
思いますが、今後も楽しく、かつシンプルなページを作っていただけると、
一読者としてはとてもうれしいです。
うううううううう(;;)、感涙! がんばりますうううう!(まるひ)


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