週刊大極宮

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- 第517号 - 2011/11/11
HEADLINE RUMORS 〜 風のウワサ  
  • 冬の京極堂フェア賞品
「コミック怪」の冬の京極堂フェア賞品の名刺にある住所は、古地図を見て実際にはあり得ないだろうというウソ住所で作られているらしい。

クオリティ高いです


過去の大極宮へ
燃えよ山椒大夫 〜 大沢在昌のコーナー  
  • 久しぶりにゲームの話を
「バイオハザード」と並んでオイラが大好きな「アンチャーテッド‐砂漠に眠るアトランティス」の新作が11月2日に発売になりました。終了いたしました。面白かったです。
 今月はなんと中間小説誌の原稿の締め切りが4本もあるというのに、なぜこんなにゲームばっかりしてしまったのか。最近飲みにいくことが少なかったからであります。
 銃撃戦はたいへん苦労しましたが、やはりこのゲームは面白い。バイオなどは英語のセリフをスーパーで読みながらゲームを進めるのですが、このアンチャーテッドはもともとが洋ゲーなので原語は英語なんです。それを日本語の声優さんの吹き替えで聞いてやっております。この吹き替えがなかなか面白い。ノリがよくて楽しめました。
 こういうゲームは1作でると3年ぐらいは新作がでないので、また当分はやれないのかなあと終わってしまうのが淋しいような気持にもなりつつ、楽しく撃ちまくりながらクリアすることができました。
 最近つくづく思うのですが、新作ゲームのイマイチなものをプレイするのなら、かつてやったゲームの面白いものを何度もやったほうがいいのではないかと。というわけで最近またドラクエとかFFの初期のものをやったりしています。
安寿のがまぐち 〜 宮部みゆきのコーナー  
  • ゲーム女の生きる道
 今週はお休みさせていただきます。
arrow 厨子王の逆襲 〜 京極夏彦のコーナー  
  • ◎川柳◎
 『オジいサン』(中央公論新社)の発売を記念して「オジいサン川柳」というのを募集しようということになり。
 しかしその『オジいサン』、発売日が三月十日。震災の前日でありました。
 それでも、「ニッポンを元気にするおじいさん&おばあさん川柳」は続々と集まり続けまして、月に1,000作近くもの応募が。結局締め切りまでに集まったのが4,600。「よみうり時事川柳」の選者、読売新聞編集委員の長井好弘さん に選考委員長をお願いしまして、月間優秀賞、最優秀賞を決めていただきました。で、せっかくだから編集賞やら京極賞やらを決めようということになり、せっかくだから選考会を開こうということになり、せっかくだから公開選考会にしようということになり。イベントというほどのもんでもないから、コミセンでも借りてこぢんまりとやればいいよ的な発想だったのですが。

選考中

 肝心なことを忘れていました。ごく普通の川柳をごく普通の場所でごく普通に選ぼうとしていただけなのですが、ただひとつ違っていたのは……担当は変種Nだったのです。
 と、いうわけで珍妙な集まりが。それでも参加応募者は定員になり、会場は満席。キテレツな飾り付けと駄菓子と梅こぶ茶。でもってゆるゆるの進行とぐだぐだの展開。変種Nの司会も最初だけ。おいこら。

キテレツな飾り付け

骨休め

 会場には最優秀賞 『「ジュリエット」 二階の祖母に 叫ぶ爺』 の作者である世界の波平さんもいらっしゃっておりました。で、4,600の中から選んだり、だらっとしたお話をしたり、サインしたりしました。ご来場くださったみなさんが楽しかったのかどうなのかは、微妙にわかりません……。

  • ◎手妻◎
 手品とか奇術とかマジックとか、まあ呼び方は色々ですが、江戸好きにはやっぱり手妻がいい感じですね。で、その手妻をば見物に行って参りました。
 古来より伝わるさまざまな手妻を復活させ、発展させ、継承し、アレンジした大江戸イリュージョン。演じまするは藤山新太郎一座。
 第6回を迎えます、大江戸両国からくり祭とのジョイント公演「藤山一門手妻興行・絡繰り手妻の世界」であります。
 古くは花心居士の幻術から江戸の放下師、明治大正昭和の奇術師にまで連なる手技の数々。
七変化に始まり、植瓜術に金輪の曲に金魚釣り、そして蝶のたわむれも圧巻。VFXじゃないのかと目を疑ってしまう程に舞い飛んでおりました、蝶。
 僕としては物の本に記されております「五色の砂」という術が今一つわからなかった訳ですが、それをアレンジしました四色の砂を見て、なるほどそうかと思った次第。
 同行したO塚くんは大喜び。変種Nは目立つところに座っていたため、千円札は燃されるわ鞄から金魚釣り上げられるわの大活躍。というか騙されすぎだN。

千円札燃えました

 最後はご存じ水芸。昔はテレビなんかでもやってましたが、こればっかりは生で見ないといけませんね。種も仕掛けもあるわけですが、それでも「どうなってるんじゃあ」と思わせてくれます。
 今回は見られませんでしたが、藤山さんは呑馬術、ろくろ首、豆腐小僧なんかも(手妻なんです)復活させていらっしゃいます。これはもう「巷説」の徳次郎の世界ですね。いずれ是非とも見せていただきたいものです。

藤山新太郎さんと変種N
  • ◎セットアップ◎
 仮面ライダーXじゃないですよ。知らないよそんなものという話でしょうが。
大変ですね、パソコン。つるっと最新の仕様にセットしちゃう方がよっぽど楽ですね。どんだけややこしいんだ。どうややこしいかを書くのがまずややこしい。
 結局、二台廃棄になりました。まあよく働いてくれたので良しとしましょう。針供養的なことは心の中でそのうちします。
 おかげで不覚にも大幅に遅れをとってしまいました。
 働かなくちゃいかんですね。
 働こう。
編集者Sのウラ情報  
  • 並んでいます。
 朗読会も終わり、淡々とした日々を過しております。
 ネタもありませんので、少し前にいった香港の書店さんです。
 ウワサの厨子王特集の雑誌もありました。
 「大極宮」と並んでいましたが、分かっているのでしょうか。

大

極

宮
まるひの秘書ヒショバナシ  
  • まるひの秘書ヒショバナシ
 今週はお休みさせていただきます。
ノリノリ編集後記  
  • 朗読会も終わり…
 2週間前がずいぶん昔のように感じてしまう今日この頃…。
 朗読会で回収させていただいたアンケートにひととおり目をとおしました。
 リピーターのお客さまが多いので、皆さま一様に「一緒に10歳年をとりました」と書かれています。ほんとですねぇ…私もそれがいちばんの感想です。そして、あたたかいご支援がなければここまで続かなかったでしょう。
 このアンケート…作家もスタッフも読むのをとても楽しみにしています。ザワついた会場で書いたとは思えないほど丁寧に書かれているので、次回の参考にさせてもらうのはもちろん、なにより読むと励みになるんです! 今後ともご贔屓のほど、どうかよろしくお願いいたします。
(じつは、お叱りのコメントがないかビクビクしながら読んでます…ノリ)
アンケートから  
  • ドラマ『火車』
◆先日の宮部氏の『火車』のドラマ観ました。
忠実に原作を再現されていて良かったと思います。
20年経ってもこの小説がすごいなんて言われ続けて
いるなんてすごいですね。ドラマを見ていて、
時代の流れはすごいなっと思いました。
服装から髪型から…(笑)
ゴリさんの「保っちゃん」良かったです。
しーちゃん!!(笑)

・ドラマ『火車』おもしろかったですね。
あの「しーちゃん!!」からの急なテンポアップした展開にドキドキしながら見てしまいました。

 ちなみに視聴率は… 関東:17.0% 関西:19.6% とのことでした。

裏大極宮へ

- 第517号 -
2011/11/11