宮部


宮部みゆきへの質問と回答

Part 5

Q63〜Q96


Q63

自分も宮部さんのような推理小説家になりたいと思い説新人賞に応募したのですが、2次選考で落ちてしまいました。
ところで、宮部さんの『我らが 隣人の犯罪』は、宮部さんにとって生まれて初めての応募だったんでしょうか?(海豹)

Q63 「我らが隣人の犯罪」で賞をいただいたとき、オール讀物推理小説新人賞への応募では3回目でした。
でも、応募回数を気にする必要はないと思いますよ。
Q64 『かぶりを振る』という言葉がよく出てくるのですが、お気に入りの言葉ですか? またこの他にもお気に入りの言葉や表現などがあったら教えて下さい♪(YUKI☆)
先生の作品中で「ぐるり」という言葉が頻繁にでてきますよね。
例えば「周囲を見渡す」ではなく「ぐるりを見渡す」というように。
私は国語力がないせいか、この表現をはじめて目にしました。
この「ぐるり」という言葉を先生が好んで使う理由は一体何なのでしょうか? すごく細かいことですみません。(美音)
A64 「かぶりを振る」も「ぐるりを見る」という言い回しも、よく使います。特に深い理由があって使っている訳ではないですが、この言い回しが好きなのでしょうね、たぶん。
Q65 つい先日やっと「模倣犯」を完読しました。本当に面白かったです。そこで批判では無くお聞き下さい。
やはり宮部先生にとって、最初からこの作品は上・下巻3,600枚の大長編に成るべくして成った作品なのでしょうか? それとも、登場人物〈ピース、カズ、ガミサン等〉の展開によって気付いたらこの長さになっていたのでしょうか? 変な質問だと思われるでしょうが、私はプロ作家のものを書くという行為の凄さに驚愕してしまいこんな質問をしてしまいました。
もし宜しければお答えをお待ちしております。(鮫島ピース)
A65 最初からかなりの長編になると覚悟していましたが、3,600枚というのは自分でも予想外でした。
こういうことは、もう二度とないでしょう。
Q66 宮部さんの作品のなかで、私が一番好きなのは「クロスファイア」です。でもラストがあまりにも切なすぎて、号泣してしまいました。宮部さんはご自分で悲しいシーンを書いている時に、泣いてしまった事ってありますか?(も〜ぐり)
A66 書いてるときは夢中なので、けっこう興奮したり、目がウルウルしたりすることもありますが、それは必ずしも作品中で「泣ける」場面であるとは限りません。
全然関係ないところで、やたらしみじみしたりしながら書いたりしていることもあります。
Q67 『模倣犯』を読みはじめたちょうどそのとき、ニューヨークの同時多発テロが起こりました。いつもならあっという間に読んでしまうはずの宮部さんの本なのに、なぜかしばらくの間ページをめくるのがつらく、読み切るのにずいぶん時間がかかりました。
書き手として、現実に起こった事件の影響を受けて、なかなか書き進めない、なんてことはありますか?(真魚)
A67 大いにあります。仕事が停まってしまうこともあります。
Q68 ハードボイルド小説なんか読んだりしますか? また書いてみたいとおもいますか? ぜひきかせてほしいです。(伊達春彦)
A68 好きですからよく読みます。
書いてみるのは、「宮部にとってのハードボイルドとは何か」ということがハッキリしないうちは、難しいですね。
Q69 ある大学の入試問題の国語に宮部みゆきさんの「蒲生邸事件」がでました。そこで「『整然たるスタイルを描く長髪の妙技』とはどういう意味か」という問題がでたのですが、よくわかりませんでした。
これはどういう意味なのか教えてください。(三蔵)
A69 たいへん申し訳ないのですが、『蒲生邸事件』のどの部分にこの描写があるのか、すぐ確認できませんでした(あんな長いもの書くからですよねえ)。ただ、真面目な描写でなく、ちょっと茶化したような言い回しなのだろうと思います。
 しかし――ここだけ引っ張ってこられて、意味を問われても困ったでしょう? 切り取ってみると、なんともヘンテコな文章ですよねえ。どうしてこの部分が入試問題になったのかなあ?
Q70 もしも…「宮部みゆきさん、僕、物語を思いついて、中身になる専門知識もあるのです。そこでお願いがあるのですが、一生の思い出に、それを是非とも宮部みゆきさんの観点から一つの小説として組み立ててくださいませんか」といったことがある場合、宮部みゆきさんが、「わかりました。書きましょう」という気になってくださる可能性はありますか?(わて男 (わてお と発音します))
A70 私はとても不器用な小説家なので、いただいた御題では書けないのです。ごめんなさいね。
Q71 文庫版になった先生の本は、おおかた読んでいます。
この類の質問も受け付けてくださるか不安ながら、やはり気になるので送らせてもらいます。「悪評さくさく」という言葉の用法についてです。「火車」(新潮文庫、215ページ)と「理由」(朝日文庫、185ページ)に出てきます。漢字検定の勉強中なので、「さくさく」の漢字を調べたら、漢字の方はともかく、意味が「口々にほめたたえるさま」「悪評−は誤り」とあります。他の辞書も、好評の場合に使う、との記述。宮部先生はそれくらいお調べのはず、でも、と考えても埒が明かないので、「悪評さくさく」の用法について、白黒グレー、
いずれかの判定をお願いします。
心臓ドクドクの状態で送信します。(ミツマタ)
A71 もちろん辞書の方が正しく、「悪評さくさく」という表現は、厳密には間違いです。ただ、わたしは悪評が「さくさく」するという語感が好きで、よく使います。
 きっと昔、どこかの誰かが、「さくさく」の正しい意味を踏まえた上で、あえて逆の使い方を発明したんでしょうね。それが面白かったので、口語的な表現として広まったのでしょう。辞書で、わざわざ
「悪評――は誤り」と念を押してあるのも、そのせいじゃないでしょうか。言葉はホント、生き物だと思います。
Q72 はじめまして。高校三年生の私は宮部先生のファンで、先生を学校の作家研究のテーマに選ばせて頂きました。一人称と三人称の文体の違いを考察する研究です。
先生は文体をお選びになるときに、どんな効果を狙って選んでいらっしゃるのですか?教えてください。(まん)
A72 一人称にするか三人称にするかという選択は、私の場合、文体の問題ではなく、「この物語を誰の視点から語るか」という構成の問題になります。
 なお、視点の選び方については、幻冬舎の雑誌「ポンツーン」通巻No.59号で、真保裕一さんが、たいへん面白いエッセイを書いておられます。きっと参考になると思いますよ。
Q73 「花だけでなく葉の形もりんどうに似ているが、りんどうよりは貧弱で、茎の高さも短い。……」。
色々調べたりしたけど分からず、気になって次の本に手がつきません。鳩笛草ってホントの名前は何ですか?(シラピョン)
A73 調べていただいたんですね。ごめんなさい。
「鳩笛草」は、この作品のために宮部が創作した架空の植物で、実在していないんです。
Q74 『人質カノン』の、カノンとは、どういう意味なんでしょうか?(misatarou)
A74 カノンというのは、音楽の形式のひとつです。
同じ旋律を、違う楽器や歌唱などで、順々に歌いだして、それが調和して大きなハーモニーになっていくように作られている楽曲の形式です。有名なところでは、「パッフェベルのカノン」がありますね。
「人質カノン」では偶然に人質にとられた三人の思惑が交錯していく――という意味合いで、このタイトルにしました。
本来、3つのパートではカノンとするには少ないのですが、語感がきれいなので使いました。
Q75 「ぼんくら」の最初の方に、差配人についての説明がありますが、その知恵は、どこから出てくるのでしょうか。
使っている資料などがあったら、教えて下さい。(要)
A75 江戸の自治制度についての解説は、「時代考証事典」を始め、これとひとつ名指すことができないほど、さまざまな資料に載っています。読物として読んで楽しい本も、たくさんありますよ。
Q76 青木淳子のその後を書いたように、「鳩笛草」に出てくる本田貴子のその後を書く予定はないですか?(ジュンジュン)
A76 本田貴子を再登場させる予定はありません。
彼女は幸せに暮らしてると思いますよ。
Q77 はじめまして。私は奈良県の高校生です。近畿地区の宮部先生ファン共通の思いかもしれません。
時代物もバリバリの先生ですが、上方を舞台にした作品はかかれないのですか? 関西っ子にとっては(私だけかもしれませんが)江戸に思いをはせるのはちと難しいのです…(なになに)
A77 なになにさんとはベクトルが逆で、東京の下町から離れたことのない宮部には、上方に思いをはせること難しいです。上方を舞台にした小説はかけないだろうと思います。
Q78 宮部さんご推薦の「シャドウオブメモリーズ」を購入したのですが、エンディングがまだ2種類しか見れてません。宮部さんはプレイされたんですよね?
エンディングは全種類ご覧になりましたか?(も〜ぐり)
A78 私も、この目で見たエンディングは2つだけです。
グラフィックが美しいですよね! 特に女性キャラの瞳の色や肌の色が生き生きしていて。
Q79 いま流行のオンラインゲームについてどう思われますか?(イレブン)
A79 私にとってゲームは書籍と同じで、一人でじっくり楽しむものなので、オンラインゲームには興味ないんです。楽しいという噂は聞くのですが、今後も手を出さないと思います。
Q80 幻想水滸伝IIIでのラストパーティを教えて下さい。
IIIのストーリーの作り方ってそれぞれの主人公とその仲間達にすごく感情移入しやすいですよね。
でもその分、ラストパーティはすごく悩みませんでしたか?(まお)
A80 ほんっとにね、悩みますよね、ラストパーティのメンバー! シリーズを通して、いつもいつも幸せに悩みまくります。これが「幻想水滸伝」の醍醐味なんだな。
「III」では、ヒューゴ、クリス、ゲドの三人は固定で、後はさまざまに入れ替えて、何度もラストバトルを体験しました。最初のクリアでは、魔道士系では安全を期してササライを入れましたが("守りの天蓋"が必須だもんねえ)、2回目以降は、土の紋章を宿せる人には交代で入ってもらいました。
ベルちゃんまで使ったぞ。
 攻撃役では、いっそ破壊役と呼びたいくらいパワフルなジョアンとエミリーも、最初のクリアでは見事に暴れてくれました。彼らを入れておくと、あまりにあっさり勝てちゃうので、2回目からは禁じ手にしました。
騎士の皆さんでは、ボルスは今イチ使いにくかった。
辮髪のおっさんレオは、力が余るくらいで良かったです。
 飛び道具系でジャックとアイラ、個人的に好きなのでナッシュも入れましたが、このヒトたちはちょっと力不足なのよね。かなりレベルを上げておいても辛かったです。ナッシュもねえ……双邪剣グローサー・フルスさえ持っててくれればねぇ。
 面白かったのは、攻撃役としてではなく、打たれ強い回復担当として、ジョー軍曹とパーシヴァルを入れたときです。彼らはめちゃめちゃ頼りになりましたよ! 水の紋章を宿してしっかり育てておけば、この回復担当はクィーンでもいけました。このヒトは、ゲド隊長の行くところにはどんな危険なところでもついていくヒトだからね。強気だけど健気な姐さん。宮部はこういうヒトに弱いんです。あ、ですから、トーマス君とセシルちゃんも、当然セットで使いました。
 ところでまおさんは、ビッキーちゃんを使いましたか? 彼女、「吟遊詩人の紋章」以外は全部宿せるし、成長率も素晴らしい。だけど適正はすべて△。
つまり、暴発の危険があるのよね。
 実は宮部、ビッキーちゃんの大ファンなのですよ。
だから育てて、育てて、育てて、ラストバトルにも連れて行きました。そこで暴発。あっけなく全滅。
やっぱり彼女はテレポート専門にしておいた方がよさそうでした(泣)。小さいビッキ―は大丈夫だけどね。
 シリーズの一作目から、迷子になってるところを主人公に助けられて仲間になるビッキーちゃんですが、「III」では、彼女をひろいに(!)行くとき、ヒューゴで行くと「君はどこから来たの?」と尋ね、クリスで行くと、「あなたはどこから来たの?」と尋ねます。
 が、ゲド隊長で行くと、「おまえさんはどこから来たんだね」と尋ねます。
 宮部、この「おまえさん」が気にいった。そのあとのビッキーちゃんの天然ボケ丸出しのお返事とのバランスが絶妙で。ですから、彼女がラストバトルに参加したのは、ゲド隊長が炎の英雄になっているときでした。で、暴発で全滅。隊長の面子丸つぶれ。クィーン姐さん怒っただろうなぁということで。
 それにしても、このお返事の長いこと! だから、宮部に「幻想水滸伝」の話題をふっちゃダメなんだよう。
Q81 おはこんばんちは(朝昼晩のどれにでも使える挨拶です)初めまして。僕は中学二年生で14才の少年です。
僕は近頃、キングダムハーツや真三国無双2にハマってます。宮部さんは近頃どんなゲームにハマっていますか? あと、FF7と6ってどんな所が良いと思いますか? 僕は音楽と、イベントがとても良いと思いました。
どうかいたいけな少年の質問に答えてやってください。(がきさん)
A81 FFシリーズは、音楽がいいですよね。「VI」も「VII」もサントラを買いました。
Q82 最近、貴女様の大ファンになった者です。宮部さんの小説も然ることながら、実は私も大のゲーム好きです。
週刊大極宮のバックナンバーを全て読ませていただきましたが、あれほどゲーム女の宮部さんの文章の中に、「真・三国無双」(若しくは「真・三国無双2」「真・三国無双 猛将伝」さらに今なら「真・三国無双3」)のタイトルが出てきてないのが不思議で
なりません。アクションもされるんですよね? もしプレイされてないのなら、絶対にして下さい。同じゲーム女として、絶対にプレイしてほしいです。
ちなみにGBAの「逆転裁判」「逆転裁判2」もとってもいいですよ♪ ということで今日は「ICO」を買って帰りました。で、三国無双はご存知でしたでしょうか?(絢佳。)
A82 「真・三国無双」のシリーズの素晴らしい評判は充分に承知しているのですが、ナゼカシラまだプレイしたことがないんですよ。
試技台で上手なヒトがプレイしてるのに見惚れたことは何度もあります。
「逆転裁判」はプレイしました。面白いですよね。
アイデアの勝利だと思います。
Q83 タクティクスオウガについてですが、死者の宮殿15周には恐れ入りました。2周目以降はネクロマンシー&リーンカーネイトの反則技はお使いになったのでしょうか?
自分は迷わず使いましたが。(NeGa)
A83 この反則技、宮部はやったことがないです。
顔キャラにこだわるせいかな。死者の宮殿で、育てに育てたオリビアがエンジェルナイトになっちゃったときには泣きました。
思いだしても泣けちゃうわ。
Q84 ゲームで、主人公等の名前は変えますか?
また名前が決まってない場合(幻想水滸伝1、2等)、どのような
名前にしてますか?(R)
A84 主人公の名前はデフォルトでプレイしています。
名前を決めなくちゃならないときは、そのときの気分で、できるだけ簡単な名前にしています。
Q85 くだらないことで申し訳ないですが、ゲームの通貨単位(「ゴールド」やら「ギル」やら「ギャラ」やら「スケール」やら)は日本円にしていくらなんだろう、とか考えたことありますか?
拙者や弟、友人(全員ゲーマー)は一度は考えました。(ねこのポチ)
A85 通貨単位について深く考えたことはなかったですねえ。
「幻想水滸伝」シリーズで共通して使われている「ポッチ」という単位が好きですけれども。
Q86 ゲーム好きの宮部さんへ!(本の話ではありません。m(_ _)m)
マザーというゲームを知ってますか? 僕は、あまり長い小説とかは読んだこと無かったんですが、宮部さんのクロスファイアは全部読みました! 面白かった! 超能力とかを表現するのうまいです。好きなんですか? そんな宮部さんに是非ともにやって欲しいゲームなんです。
質問じゃないですね。ごめんなさい。(kakao)
A86 「マザー1,2」のパックを買い、攻略本を買い、「1」の冒頭だけちょっとのぞいてみました。
いきなり電気スタンドが襲いかかってきたのでビックリ!
Q87 何時も時代小説などを面白く読ませて頂いています。
「天狗風」を読んでいて思ったのですが、わたしは猫を飼っていまして、猫の動作がよく研究されて居るなぁと思いました。先生は猫を飼ってらっしゃるのですか?(ゼブラ)
A87 今は飼っていませんが、昔は飼っていました。
猫は大好きです。
Q88 『ドリームバスター』が映画化、ドラマ化されるとしたら、「マエストロ」の適役は誰でしょう?
もしくは誰かをイメージして書かれたのでしょうか?(ぜにがた)
A88 特定のイメージがあって書き始めたわけではありませんが、今では、マエストロといえば、山田章博さんが描いてくださるあのマエストロが私のマエストロです。他にはいません!
Q89 みゆきさんは、おやつは食べますか? おかしや、甘いものは好きですか? 何故聞きたいかと言うと・・・
なぜだろう・・・。(智恵蔵)
A89 甘いもの好きです。
Q90 最近宮部さんの本にはまりました。ここで、ふと疑問に。
超能力や、念力放火能力、宮部さんは信じていますか?
ひょっとして存在するのでは、と思ってしまったのです。何もないところからこのような研究がなされることはないし、鉄腕アトムみたいに、将来を見越して書かれているのかも、と。現実の世界をうまく描写されているので、"宮部ワールド"にはまってしまっています。(じゅんチマ)
A90 信じている――ということではないですね。興味はあります。
Q91 「今夜は眠れない」「夢にも思わない」の中で「イーグルス」のことが出てきますが、宮部様はイーグルスがお好きなのでしょうか?(わたしは大好きです。)1970年代にはどんな曲を聞いてらしたのでしょうか?(おつう)
A91 イーグルス大好きです。アルバム全部持っていましたし、復活来日コンサートも行きました。
人生走馬灯状態になりました。我が青春であります。
Q92 有馬さんやイワさん、御前様などのご老人(失礼!)がとても素敵ですね。性格は個々に違っても、皆さん尊敬に値します。
「こんなおじいちゃんがほしいなぁ。」って思いますね。
もしかして宮部さんはお爺ちゃん子だったとか?(みさこ)
A92 祖父は20年前に亡くなりましたが、今でもよく夢にみます。
Q93 『理由』を読んでから、現在『模倣犯』を読んでいるんですが、ふと、6月2日が両方に共通して出ているんですが、何か思い入れはあるんですか? ちなみに6月2日は本能寺の変なので覚えています。(あたみち)
A93 6月2日に思い入れがあるわけではありません(笑)。
単に、この2作を同時期に並行して連載していたからだろうと思います。
Q94 ファンになって約1年。ついに全作品を読破しました。
全ての本が宝物です。最近、仕事で江戸川、江東、墨田、葛飾とウロウロ。小説の読み過ぎか・・ビニール袋がコワイよーの荒川。仕事に支障が・・・。
ところで、テレビ体操をされていると以前の大極宮で読みましたが続いているのでしょうか?(麒麟)
A94 テレビ体操は現在も継続中であります。
Q95 大陸書房から「コットン4」という作品を出版されたとちらっと聞いたのですが、「まるごと宮部みゆき」にも載ってないし・・・。
事実なら是非読んでみたいのですが。(まさを)
A95 コットン」というのは、昔、大陸書房が発刊していた月刊の小説誌です。これは何らかのデータベースなどでお調べになったのでしょうか? 宮部の作品に「コットン4」というものがあるのではなく、「コットン」の1990年4月号に、「私の死んだ後に」という短編が掲載されたという意味だろうと思います。
この短編は、「とり残されて」という短編集に収録しました。
Q96 朗読ボランティアをやっています。この度、図書館のテープライブラリーに「堪忍箱」をおさめる栄誉を得ました。
地名等は辞書や参考図書で調べることができますが、人名の読み方に困っています。よろしければ、下記の人名の正しい読み方をお教えいただけませんでしょうか?
p.8 八助  p.64 正次郎   p.129 藤太郎
また、p.7商売屋は「みせや」と読めますか。
ルビのないp.113 & 116のお店は「おみせ」でも「おたな」でもよいのでしょうか。(アンティー)
A96 「八助」は「はちすけ」、「正次郎」は「しょうじろう」、 「藤太郎」は「とうたろう」、「商売屋」はそのまま「しょうばいや」、「お店」は、時代小説に限って「おたな」です。


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